この人数でよくがんばった!
iPhone 12 4.20 mm ISO32 1/2817 sec f/1.6
>MAP
珍しい1列での集合写真。それくらい、少ないメンバーで戦った。
iPhone 12 4.20 mm ISO32 1/1082 sec f/1.6
>MAP
今日は瀬谷にて、関東女子ビーチサッカーリーグの後期第1ラウンド(第3ラウンド)。
先月のタチヒビーチほどではないかもしれないが、猛暑の中の試合となった。
昼スタートということもあり、鴨川出発は普段よりは遅めの朝9時。
ヒラと、アッキーさんを途中でピックアップして瀬谷へ向かった。
この日、我々の対戦相手は東京ヴェルディプライアナBS、さらにレーヴェ横浜フラウの関東トップ2。
しかも、1試合も開かずの、12分プレーイングタイム3ピリオドで、連続2試合という男子にもないであろう、超過酷な日程。
加えて、ゾンネはケガや、急病も出て、なんと、7人で戦わなければならないという正直シビアなコンディションで臨むことになった。
今日の7人は、内3人が40代の選手。
もはやケガなく、熱中症なく、無事帰るのを第一の目標とせざるを得なかった。
が、今日のゾンネの根性は違った。
昭和生まれが多かったこともあるのだろうか、とにかく、この人数で強豪相手に互角以上の戦いを見せてくれた。
東京ヴェルディプライアナBS戦では、第1ピリオド早々に、最近調子をあげてきて、今日はストライカーに指名したりなが期待通りの先制点。さらに、FKも決めて、第1ピリオドで早くも2ゴール。
ゾンネが、ある意味まさかの2点先制、リードを奪う展開に。
さらに今日はベテランメンバーが多かったこともあり、頭脳戦を展開。
迫力あるヴェルディの攻撃陣を封じて、なかなか得点を与えない。
試合の流れはほぼ全時間帯にわたって、ゾンネに傾いた。
第1ピリオド途中2−1と、1点差にされるも、そこから1点加えて、再び2点差へ。
第2ピリオド、3−3に追いつかれるも、そこからまた突き放して5−3にする。
相手のクリアボールをダイレクトにミドルレンジから叩き込むというゴラッソも生まれ、ゾンネの勢いは止まらない。
第3ピリオド、飲水タイムまでの6分間でさらにゾンネが1点を加えて6−3。
これまで1回も勝てなかったプライアナに、ついに勝つ時が来るのか!
私も正直そう心の中で思ってしまった。
会場も、ゾンネのまさかの奮闘に、ゾンネへの応援の声が広がる。
対するプライアナは12人のフルメンバー。若いメンバーも多く、体力もある。
そのプライアナに対して、ゾンネの7人が交代を巧みに使い、頭を使いながら果敢に戦いを挑む。
6−3ともなれば、決してまぐれではない点差。戦術がピタリとはまり、プライアナに流れを与えない。
ベンチにいる私も感動してしまった。
だが、第3ピリオド残り6分。
ここまで奮闘してきたゾンネの足が止まり始める。
攻撃の圧を強めるプライアナ。
ここまで守りに守ってきたゾンネに限界が……。
2点差、1点差と詰め寄られると、ついに同点に……。
そして、まさかの逆転。
試合は無情にも残り6分での大逆転負けで6−8で敗戦。
残り6分の戦い方。
終わってみれば、たられば、はあるにせよ、今日は選手主体のベンチワークを進め、選手たちは残り6分まで、本当は疲れていてリトリートしたり、時間稼ぎをしたいところを、戦い方を変えたくないと決断し、ゾンネのビーチサッカーをやり続けた。
その結果、まさかの逆転負けを喫したわけだが、後悔はないだろう。
会場も、まさかの結果に、ため息が漏れていた。
だが、試合後、他のチームからは、ゾンネは勝てた、観ている側もめちゃめちゃ興奮した、ゾンネは戦っていた、おもしろい試合だった、という数々の称賛のことばをいただいた。
でも、やっぱり勝ちたかった。
プレーオフでも当たる可能性のあるチームだけに、次こそは絶対に勝ちきりたい!
続いてのレーヴェ戦。
ヴェルディ戦でやったことを続けようと、さらに1人少なくなった6人でがんばった。
一言、本当にがんばった。
1試合だけならともかく、この真夏に、しかも、連続2試合。
さらには日本の女子ビーチサッカー界でも、必然的に強度が高くなる2チームとの対戦。
それを、7人、さらに6人で戦ったのだ。
結果は0−3だったが、3点しか失点しなかったということは、本当にすごいことだと思う。
今日のようなビーチサッカーができれば、どんな相手でも互角に戦えるし、優勝も狙えるだろう。
第1試合が終わった後、逆転負けに意気消沈した我々にレフェリーの方が声をかけてくださった。
今日に試合は絶対に次につながる試合になったよ。
おもしろい試合してくれたよ、と。
勇敢に戦い、見ている人たちにもビーチサッカーの楽しさと、感動を与えた選手たちを誇りに思いたい。
そして、この上に、さらなる積み上げを図っていきたい。
勝点は1点もあげられなかったけど、ゾンネにとっては良い一日になったと思う。
[WALK:8574]