今日も元気にビーチサッカー。ビーチサッカーは屋外かつ少人数で行うので、コロナ禍においても比較的安全なスポーツだと思う。
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COVID-19オミクロン株が全世界、そして、日本でも猛威をふるい、強い感染力でここ2週間ほどで感染者が激増している。
ただ、どうも、オミクロン株はこれまでのタイプと違い、重症化率や死亡率はかなり低いようで、一部では、ほぼ風邪と同等ではないか、との声がきかれる。
毎日発表される感染者数で一喜一憂し、感染者があたかも悪者のように扱われ、感染者探しに奔走するのではなく、このウイルスの病態をいま一度冷静に見つめ、COVID-19感染症の扱い自体を抜本的に見直す時期に来ているのではないだろうか。
そうでないと、本当に社会は麻痺し、そちらで命を落とす人の方が多くなってしまうだろう。
さて、COVID-19が流行し出した頃から、よくインフルエンザと比較されてきたが、ちょっと古い記事であるが、以下のような記事を見つけた。
2003/04シーズンのインフルエンザ流行のインパクト
http://idsc.nih.go.jp/iasr/25/297/dj2972.html
死者数
http://idsc.nih.go.jp/iasr/25/297/graph/df29722.gif
この記事によると、2003/04シーズンは前年の大流行に比べれば、中規模の流行であるが、それでも全国で923万人がインフルエンザを発症している。(感染ではない、発症。つまり感染者はもっといるということ)
厚生労働省のページによると以下のQ&Aがあった。
Q10.通常の季節性インフルエンザでは、感染者数と死亡者数はどのくらいですか。
https://www.mhlw.go.jp/bunya/kenkou/kekkaku-kansenshou04/02.html
およそ、毎年約1,000万人が感染し、超過死亡概念による統計で年間約1万人の方が亡くなっているという。つまり、感染者数に対する死亡者の率は約0.1%である。
これと日本のCOVID-19の状況を比較してみよう。
NHKの統計サイトを見ながら考察してみた。
https://www3.nhk.or.jp/news/special/coronavirus/data-widget/
COVID-19は日本では1月20日現在、これまでに累計2,025,848人が感染し、18,470人の方が亡くなっている。これを見る限り、季節性インフルエンザより死亡率は高く、約0.9%である。
だが、ここ最近、昨年12月1日以降のデータを見ると、12月1日〜1月20日では合計298,907人の感染が判明し、110人の方が亡くなった。死亡率は約0.04%であり、季節性インフルエンザの半分以下であることがわかる。
ということは、少なくとも季節性インフルエンザに準ずる対応にしていっても問題ないのではないか。
季節性インフルエンザであれば、たとえ感染したとしても、それに罪悪感を覚えたり、不当に責められるであろうか。
ちなみに、皮肉なことに、COVID-19の流行により、日本人は特にマスク着用やアルコール手指消毒、行動抑制などを徹底したため、この2シーズン、季節性インフルエンザはほとんど流行していない。
定点報告の患者数の推移を見ても、
2017年 1,614,999人
2018年 1,898,941人
2019年 1,876,083人
2020年 563,487人
2021年 1,071人
と桁違いに少なくなっている。2021年は2019年と比較して、なんと0.06%以下にまで減っているのだ。
ということは、年間約1万人の死亡者数とされる季節性インフルエンザの死者数も同様に激減しているということだ。(この計算式で言えば、なんと10人以下)
その意味としては、元々潔癖な日本人が感染対策をがんばってきた成果は意外なところにも出ているとも言える。
いずれにしても、そろそろ大きく転換する時だと私は思う。
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