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[2019/10/22] ウィスコンシン州友好使節団6日目 ビジョナリー・カンパニー /

令和元/皇紀2679年9月24日 友引 | 2021/07/29 17:21 更新
TREK本社
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TREKが運営するB-BIKEのステーション
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E-BIKEをレンタル
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専用端末を使い、スマホアプリ、クレジットカード、ICカードなど3通りの方法でレンタルできる
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自転車専門店
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お店の前には「miyata」のビンテージバイクが!
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お別れパーティ(Fareware Party)
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即位の儀を終えられた天皇皇后両陛下をウィスコンシンの方もお祝いされていた
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今日で使節団の日程は実質的な最終日。
なんだかあっという間の滞在であった。
最終日にして、今日が実は一番ウェイトの重い一日でもある。
県レベルで連携を模索している米国大手自転車メーカー、日本でもおなじみの「TREK」本社への訪問、プレゼンテーションがあるためだ。

今日対応してくださったのは副社長のボブさん。
TREK WORLDという見本市など、イベント目白押しの日程の中、我々に数時間に時間を割いてくれた。

まずはTREK本社の施設を一通り見学させていただく。
自転車メーカーの施設を視察するのは初めてで、自転車を製造するさまざまな工程のセクションを見ることができ、とても参考になった。

施設見学の後、TREKのプレゼンテーション、さらに千葉県・千葉銀行側が用意したプレゼンテーションを行い、意見交換した。

さらにその後、場所をマディソン市に移し(TREK本社はウォータールーという古き良き、田舎町にある)、副社長自らの案内でTREKの展開するB-BIKEというシェアサイクルサービスのE-BIKEを利用して湖畔をサイクリングした。
ただ、この日は房総で言えば真冬の気温で、雨模様でもあったため、当初予定していた距離を大幅に短縮し、つかの間のサイクリングとなった。

ここで副社長たちとはお別れし、再びミルウォーキーへ。

夜、いわゆるお別れパーティーとなる「Fareware Party」に参加し、今回の視察滞在を振り返った。
明朝はミルウォーキーを朝6時台にフライトする早朝便となり、今夜は空港近くのホテルへ1泊。明日の出発時刻が朝4時となかなか過酷な日程だ。笑

パッキングをして、一通り準備を終えたのは結局日付が変わった0時過ぎだった。


さて、今回のトレック社訪問は、実は私としては果たしてどんな状況になるのか、暗中模索の中ではあったのだが、さすがは欧米の企業。明確なビジョンから始まる同社のプレゼンに圧倒されてしまった。

1枚目のスライドには「気候変動」と記されていた。
つまり、トレック社が目指しているものとは、気候変動によって引き起こされている世界中の異常気象減少、及びそれによる災害をなんとか減らしたい、地球を守りたいというものだった。
その原因となっている温室効果ガスである二酸化炭素の排出を減らすために、車社会のアメリカから自転車文化の発展を図り、地球を守り、社会を変えるというとてつもない大きなビジョンがまずプレゼンの冒頭で掲げられたのである。

続くプレゼンテーションにおいても、同社の製品のセールス・プロモーションなどほとんどなく、そのビジョンを実行するために同社が手掛けているミッションやプロジェクトが説明された。
自転車の環境整備、次世代を担う子どもたちの啓発、古い自転車から新しい自転車へのリプレイスなど、5つにアクションが示された。

中でも子ども向けの取り組みには目を見張るものがあった。
NICAという団体?を組織し、全米に子どもたちのMTBリーグを展開していっているのだ。スポーツリーグを組織するのはアメリカの得意とするところでもあるが、そのノウハウがここでも生かされていた。
子どもたちが自転車のミニアスリートとなることで、さらに親や親戚といった幅広い年代を「教化」していこうという戦略である。
これは日本でも全く同じことが言えるわけで、自分にとっては実に刺激的な取り組みであった。

かつて、私がかっぺを経営していた時、当時、知り合った社長から「ビジョナリー・カンパニー」という本を紹介されたことがあるが、当時から会社には明確なビジョンが必要だ、ということを私も肝に銘じてきた。
その具体的な姿をトレック社に見たような気がする。

翻って、我々千葉サイドはどうか。
サイクルツーリズムと声高に叫ぶのは良いが、明確なビジョンをもっているだろうか。
目先のことばかりでなく、サイクルを通じて、どんな社会を目指すのか、自分たち自身がまずはその考えをもっているだろうか。

思いも知れぬ場所で、自分自身を問われたような気がした。
ウェルスポもビジョナリー・カンパニーでありたい。
やる気が俄然高まる自分があった。


[WALK:-]



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いつも私の拙い日記にお付き合い、ありがとうございます。
おかげさまでこの日記(na.ni.nu)は [2001/10/10] パカッ! の記事以来、16年目を迎え、[2004/04/23] Wataruさんを囲む会 以降は毎日欠かさず記録してきました。(時々、かなりの連続投稿はありますが・笑)
その間、私の人生にもさまざまなことがありました。自分にとって、この日記は第一に自分自身が自分の歩みを忘れないようにするための記録であり、そのために各日記には一年前の同日の記事が表示されるようにもなっております。
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