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[2019/09/26] 小湊小学校跡地利活用について /

令和元/皇紀2679年8月28日 大安 | 2019/09/28 11:06 更新
今年3月で閉校となり、天津小学校・幼稚園と統廃合された小湊小学校跡地の利活用について、現在開催中の議会でその設計予算が盛り込まれた補正予算案が賛成8:反対9の僅差で否決されたという情報が舞い込んできた。
小湊小学校跡地利活用事業が盛り込まれた補正予算案が今議会で否決されるおそれがあることは以前より噂レベルでは耳にはしていたのだが、まさか本当に否決されてしまうとは……。

昨年度、利活用をめぐる検討会議、100人会議に参加してきた私としても複雑な思いだ。
聞くところによると、一度否決された事業を立て直し、再提案し、さらに実施まで持っていくことは容易ではないのだそうで、もしかすれば、かの多目的体育館構想のように長期間の凍結に追い込まれるおそれも出ている。

建物は風を通さなければどんどん劣化してしまうし、こうして待っている間にも、せっかくまだまだ使える校舎群の状態がハード的にもどんどん悪化してしまう。
以前、閉校からわずか数ヶ月も立たない内に校庭には草が生い茂ってしまい、なんとかしたい、という声も聞かれた。

今回の否決に関して、私はいろいろと思うところがある。

まず第一に、果たして議会が地域住民の思いをどこまで慮った議論ができたのか、ということだ。
提出された文面上、予算書上の机上の議論だけに終始していなかったか、ということである。
自分たちが生まれ育った地域の学校が閉じられることはたいへんな出来事であり、小湊・内浦地区の住民にとって閉校という選択肢を取るのは苦渋の決断であったに違いない。そして、その歴史と思いのつまった学校跡地を利活用することは、単なる事業的な側面だけでなく、地域としての極めて感情的な、スピリッツに関わる深淵なテーマであったことは言うまでもない。
それを本当に理解した上で議論がなされたのか。私は議場に足を運んでいたわけではないし、なんとも言えないが、その点は疑問に思ってしまう。

次に、昨年度、多くの住民、小湊・内浦地区以外の市民も集められて丁寧に開催された100人会議はなんだったのか、ということ。
100人会議、そして最終的に検討会議では、約1年近くに及ぶ民主的な議論の結果、スポーツ合宿をテーマとした学びの場として、地域住民・都市住民が交流する場として、利活用をしていこうという結論になったはずで、そのようすを膨張していた市議も少なくないと思う。
参加した多くの委員の苦労はなんだったのだろう、と虚しくなる。

そして、それに関連して、今回は私が一つ問題にしたいのは、今年度、おそらくこの否決の一因にもなったと思われる、基本構想策定を請け負った業者の存在である。
今年度、担当課も変わり、いよいよ実現に向けて基本構想、そして設計、施工へとステップを進めようとしていたわけであるが、その基本構想部分でできあがってきた案については残念ながら私は愕然とせざるを得なかった。
8月頭に行われた説明会でも、その業者が参加していたため、私は構想案の稚拙さ、資料の手抜きのひどさなどについて、厳しく指摘した。
これだけ地域の思いが込められた学校の跡地活用事業、そして、100人会議もあれだけ行われてきたのに、なんでこんな精度の低い提案資料を作れるのか、と。もっとがんばってほしい、と伝えた。

また、地域をもっと実際に歩いてほしい。地域住民の声、関係者の声を聞いた上で構想案の策定に当たってほしいとも注文をつけた。
その後、そういった行動をとってくれたか、はわからない。

こんな構想案を提案されるなら、自分たちがむしろ基本構想案策定の委託を受けて、作成した方がよほどマシだと思った。

というのも、実は我々地元の若手グループでは、昨年度すでに学校の跡地活用について構想案を市にも提出していたからである。100人会議の場でも何度か披露している。
その構想案は若手グループが一方的に作成したものではなく、観光関係者や地元区長、PTA関係者など、さまざまな人たちと直接お会いし、思いや願いを聞き、それらを反映させた構想案であった。私の大学の後輩で、設計事務所を営む人にも協力してもらい、図面まで起こしてもらい添付していた。
さらに、構想案を内浦区向けには各戸に回覧し、賛同いただける方々の署名まで募っていた。観光業や商工業の団体さんからも推薦状的なものもいただいた。まさに地域のコンセンサスについても配慮された案だったのである。

そして、その構想案でメインテーマとしてうたっていたのは、スポーツ・文化に関する合宿所・研修所であり、その後の100人会議の結論の一つの参考案としても大きな役割を果たしたのである。

この案は前述したような慎重かつ丁寧な手順によって作成されたものであるし、なにより地域の思いが込められ、次代の地域を担う若者たちが自ら責任をもって作成したものなのだ。
作成して実現したら終わり、というものではなかったのだ。
そこに地域の人たちが主役となり、活用・運営していくという未来まで描かれた構想案だったのである。

もしまだチャンスがあるならば、100人会議の結論ともほぼ合致する我々の構想案をさらにブラッシュアップし、専門家の見識も加えた上で、再度チャレンジすることは許されないのだろうか。

私は地域のシンボルである学校の跡地、建物が、長年放置され、活用もされず廃れていく姿を見てはいられない。
地域の住民はみな同じ気持ちである。

関係者の良心を信じたい。

↓昨年我々が策定した構想案
http://na.ni.nu/pdf/KominatoKoso-20180601_A3-Lite.pdf
※この計画には市有地だけでなく、区の土地、民地も含まれていますが、あくまでもそういった条件などを一旦廃した地域整備のグランドビジョンととらえてください。(区の土地、一部民地の方にはお話しをしているところもあります)


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