な・に・ぬ / [2019/03/02] 楽しい、悔しい、すばらしい仲間たち

ゾンネの仲間

いざ試合へ！
iPhone 6 Plus 4.15 mm ISO32 1/3968 sec f/2.2 >MAP

代表者会議のようす
iPhone 6 Plus 4.15 mm ISO50 1/120 sec f/2.2 >MAP

やっぱり海に入っちゃいました！！

夕暮れ時の会場
iPhone 6 Plus 4.15 mm ISO32 1/321 sec f/2.2 >MAP

打ち上げ、楽しかった☆

いよいよこの日がやってきた！
日本女子ビーチサッカー界の夜明けとなる、第１回BeachSoccer地域女子チャンピオンズカップ。
沖縄県西原町の西原きらきらビーチで今日、明日と開催される。

私は本隊よりも早く原口さんとともに会場入り。
受付を済ませる。
午前９時より代表者会議。
オリエンテーションの後、ユニフォームの色決めやメンバー提出用紙の配布などが行われる。

私は今大会監督でもあるが、連盟からの無茶ぶりにより(笑)、会場のオフィシャルＭＣを務めることになった。
開会式から進行を務め、自分のチームの試合以外は基本的に実況しながら会場を盛り上げ、さらには交流会、表彰式・閉会式と終わってみればほぼフル稼働。
開会式、交流会、表彰式・閉会式については当日その場で言われ、ほんのちょっとの打ち合わせでぶっつけ状態で進行するという、ビーチあるある(笑)　まぁ、試合実況も全て即興だったけど。

午前10時より開会式が行われ、午前10時30分、いよいよ第１試合がキックオフされた。

第１ピッチでは今大会の優勝候補筆頭であり、日本の女子ビーチサッカーのパイオニアであるドルソーレ北九州が、今大会からビーチに初参戦してきた不気味な存在の神奈川大学Ｓと対決。どちらも我々と同じグループである。
なんと先制したのは神奈川大学。大学生だけあって、ビーチのスキルはまだまだではあるが、サッカーの基礎技術、そして若さあふれる豊富な運動量で攻めてくる。これは驚異になりそうな気がした。
ドルソーレも意地を見せ、逆転。結局試合は４－２でドルソーレが勝利はしたが、正直どちらに転がってもおかしくない試合だった。

なんとなく波乱を予感させる大会の始まりだった。

そして、我々の第１試合。相手は愛知県のチャパルマＢＳ。
これまた初対決の両チーム。果たして……。
メンバー表を見たところ、なんとチャパルマは５人とギリギリの選手たち。つまり交代要員がいない。これははっきり言ってきつい。
しかし、チャパルマも随所に力強いプレーを見せて、第２ピリオドまで我々も得点できず、０－０のスコアレス。
初戦の固さもあるが……。
第３ピリオド、ようやく我々ゾンネが先制し、その後、追加点も生まれて、なんとか２－０で勝利し、初戦を取った。

しかしながら、チャパルマは５人で本当に大健闘だったと思う。
敵ながらあっぱれ！と思った。
この戦いをきっかけに、チャパルマのみなさんとも仲良くなった。

続いて、やってきたのは、いよいよグループリーグの山場、神奈川大学Ｓとの一戦。これに勝利すれば決勝ラウンド進出は決まる。
果たして……。

あとで振り返るととにかく第１ピリオドの入り方が悪かった。
なんというか集中に欠けていた。
本来マークすべきところを全くマークできず、開始早々失点。
その後も同じようなかたちで失点を繰り返し、第１ピリオドで早くも３点を奪われるという厳しい展開。
第２ピリオドから持ち返すも、試合をひっくり返すまでには行かず……。健闘むなしく、１－６で敗戦。
この点差が後々響くことになった。

グループ最終戦は絶対王者のドルソーレ。
昨年九十九里で行われたサバイバルカップでは大惨敗した相手である。果たして、どれだけ差が縮まったのか……。
第１ピリオド。悪くない流れながら、不運な失点もあり、早くも３点を奪われる。
しかし、第２ピリオドからはゾンネが盛り返し、ほぼ互角の展開。
１点返し、２点差としたが、その後、ドルソーレのエース・串山選手に地力を見せつけられ、結果は１－５の敗戦だった。
ただ、私も選手たちも確実な手応えを感ずる一戦となった。
負けた試合だったが、選手たちはこの試合が一番楽しかったようだ。

そんなこんなで１日目は無事終了。

グループ２位以内には入れなかったが、３位の上位２チームに与えられるワイルドカードに入れるか、その争いとなったが……。
残念ながら、大敗が響き、得失点差で惜しくも食い込むことはできなかった。
ここでゾンネの公式大会初挑戦は終わった……。

終わってみれば、結果的に優勝するドルソーレ北九州と、ベスト４に勝ち進んだ神奈川大学Ｓと同組に入ったというのは不運だったかもしれない。
まぁでも、まだまだやれる試合でもあった。
悔しい気持ちも当然ある。

ただ、選手たちは敗退したけど、みんな楽しそうに輝いて、それがなによりの救いだった。
試合前に選手に話したことば。
ビーチサッカーは楽しんでいるチームが強い。だから、我々も楽しみながら勝ち進もう！
いつか、本当の意味でそんな強いチーム、選手たちになることを目指して、次へのキックオフのホイッスルは吹かれた。

さて、私は交流会の進行というＭＣの仕事を終え、選手たちと合流し、夜は慰労会がてらの全員で焼肉、そして、宿に戻って二次会……。
最後にみんなから感想をもらい、みんな前向きなことばに満ちあふれ、改めてすばらしい仲間たちが集結してくれたと熱い思いになった。

というわけで、私はいつの間にか、泡盛にやられ……。
気づくとリビングの布団の上で撃沈していた。笑

楽しくも、悔しくも、思い出に残るゾンネの第一歩。
すばらしい仲間たち。
これがなによりの財産。ご縁に今日も感謝！

[WALK:6559]