なに
ぬ!
-
-
-
-
-
[2019/01/17] 盛岡視察 オガール紫波 /

平成31/皇紀2679年12月12日 大安 | 2021/07/29 17:21 更新
朝起きると一面銀世界
iPhone 6 Plus 4.15 mm ISO32 1/4405 sec f/2.2
>MAP
産直の野菜を用いた優しい朝食が出されるスペース
iPhone 6 Plus 4.15 mm ISO40 1/30 sec f/2.2
>MAP
多目的スペース
iPhone 6 Plus 4.15 mm ISO40 1/33 sec f/2.2
>MAP
雪のないシーズンは多くの人で賑わう広場
iPhone 6 Plus 4.15 mm ISO32 1/5650 sec f/2.2
>MAP
テナントが立ち並ぶ
iPhone 6 Plus 4.15 mm ISO32 1/2639 sec f/2.2
>MAP
バレーボールに特化したアリーナ
iPhone 6 Plus 4.15 mm ISO32 1/30 sec f/2.2
>MAP
施設全景
iPhone 6 Plus 4.15 mm ISO32 1/3968 sec f/2.2
>MAP
薪ボイラーの熱供給施設
iPhone 6 Plus 4.15 mm ISO32 1/133 sec f/2.2
>MAP
ボルタリングの壁
iPhone 6 Plus 4.15 mm ISO50 1/15 sec f/2.2
>MAP
人工芝のサッカーグラウンド
iPhone 6 Plus 4.15 mm ISO32 1/5650 sec f/2.2
>MAP
産直マルシェ
iPhone 6 Plus 4.15 mm ISO50 1/120 sec f/2.2
>MAP
昨夜降りはじめた雪によって、外はすっかり銀世界。
気温は昨日よりは上がったような気がする。
雪が降る前の寒さだったのか。

さて、朝食を終えると、オガール紫波の取り組みについてプレゼンテーションを受け、続いて、施設の見学をさせていただく。
1時間半程度のコースで、視察料がかかる。いわゆる視察ツーリズムが成立している。

プレゼンテーションでは、オガール紫波の取り組みについて、歴史的な経緯や理由、そして、実現させた仕組みなどについて1時間ほど丁寧に説明くださった。
元々紫波町の中心地は東北本線の反対側にあり、オガール紫波が建設された場所は水田だった。街の中心地に近い紫波中央駅の開業にあわせて、駅前開発計画が持ち上がり、宅地造成・分譲などが行われたのだが、そこで事業はストップし、大きな塩漬けの土地が生まれることになる。
その塩漬けの土地を復活させるべく、オガール紫波プロジェクトは町長の肝入り事業としてスタートした。そのプロジェクトのキーマンは町長と岡崎さんというUターンの青年だった。

オガール紫波の事業は、塩漬けとなっていた広大な土地をいくつかの街区に分けて開発を進めたわけだが、手弁当の有識者からなるデザイン会議が設けられ、そこで全体のコンセプトデザインがなされた上で各街区ごとに事業者を分け、責任をもって整備を進めていった。
そして、何と言っても、テナントをしっかりおさえてから整備を進めたことで竣工時に入居率100%をすでに達成していること。そのために金融機関からの資金調達も確実にできる、ということが大きなポイントであろう。

行政と民間がタッグを密にタッグを組んだ事業ではあるが、整備は基本的に民間主体で進められ、補助金の投入ではなく、投資や融資という手法で資金調達をしてきている。
極めて民間的な事業展開のかたちと言える。

プレゼンの後、一通り施設を見学させていただいたが、眼科や歯科、薬局といった医療関係、学童や託児所、居酒屋やコンビニなど民間のテナントが集まり、さらにハイセンスな図書館、バレーボールに特化したアリーナ、隣接する合宿にも対応する宿泊施設、薪ボイラーを活用した熱供給施設、産直マルシェ、ナイター照明付の人工芝サッカー場には岩手県サッカー協会が入り、さらには紫波町の役場まで移転してきている。とにかく極めて複合的な空間が生み出されているのである。

これは鴨川市の遊休施設の活用や、今後の施設整備に十分にも参考になるはずである。

プレゼンの中で一つ心に刺さったことばがある。
「まちづくりは人づくりではない、不動産価値の向上である」

私は講演で「まちづくり」は「人づくり」と繰り返し述べてきているし、多くの人もそういったことをよく話しているが、「不動産価値の向上」とは思いも寄らないことばだった。
だが、これはある種「人づくり」よりもわかりやすく、具体的に目指せるイメージだとも思う。

ただ、逆に言うとすれば、やはりその先には究極的な「人づくり」があるような気もした。
まさにオガール紫波が目指す次のステップは古くから暮らしてきた住民の意識変革であるような気がする。

実は最後に一番驚いたのは、帰り際、名刺交換をさせていただいた際「本職は実は神職なんです」と話すと、「國學院に行ったの?」「権正階?正階?」とやたらと詳しい話をしてくる。
「なぜそんなに詳しいんですか?」と聞いたら、な、なんと「だって私も神職ですから…」
聞いたところによると、國學院大學出身で、年齢的にも私の父と母と同時期に大学に通っていたことになる。
いやはや、こりゃ、世界は狭いな!笑

というわけで、刺激たっぷりの視察を終え、闘志を燃やしつつ、盛岡から帰る。


夜は東京駅にてこれから女子ビーチサッカーに取り組んでくれる選手と食事をしながらのお話し。
まだまだ若い選手で可能性は無限大。
まちづくりの話など、大いに盛り上がった。

というわけで、台湾からの盛岡の長い1週間の出張は無事終わった。


[WALK:6924]



ビーチサッカー 街づくり スポーツ 旅行 ||
< 前日の日記 | 翌日の日記 >

<トラックバックURL> http://ina01.kappe.co.jp/na.ni.nu/d.cgi/tb/5949クリップボードにコピー
<ショートカット> http://na.ni.nu/diary/t.cgi/20190117/na.ni.nu2-cont.html
な・に・ぬ(na.ni.nu)について
いつも私の拙い日記にお付き合い、ありがとうございます。
おかげさまでこの日記(na.ni.nu)は [2001/10/10] パカッ! の記事以来、16年目を迎え、[2004/04/23] Wataruさんを囲む会 以降は毎日欠かさず記録してきました。(時々、かなりの連続投稿はありますが・笑)
その間、私の人生にもさまざまなことがありました。自分にとって、この日記は第一に自分自身が自分の歩みを忘れないようにするための記録であり、そのために各日記には一年前の同日の記事が表示されるようにもなっております。
いまさらながら、読者のみなさんにお願いがあります。この日記はあくまでも私の個人の活動記録であり、個人の見解が述べられています。したがって、私が所属する企業・団体・業界の公式的な記録や見解ではありませんので、この点ご理解の上、お付き合いください。
今後ともなにとぞよろしくお願いいたします。

ハンドル やまちゃん
性別
星座 おひつじ
血液型 A
ホームページ http://na.ni.nu
興味のある分野 子育て うた スポーツ 神道・神社 旅行 リバティ・セレナ
メッセージ DiaryWeb 開発者のやまちゃんです。
この日記で DiaryWeb のサポートも行なっていきたいと思います。



Copyright © 2023 na.ni.nu, All rights reserved.
過去の日記