[2025/11/22|神道・神社]
新嘗祭
[写真:八坂神社の見事に紅葉した銀杏の木とその背景に広がる田園。ここが菜な畑ロードの会場にもなる。
iPhone 15 5.96 mm ISO50 1/2513 sec f/1.6 ]
暦の上では、明日11月23日が本来の新嘗祭であるが、今日は天津神明宮あわせて4社の新嘗祭を奉仕してまわった。
午前中は東条地区合同新嘗祭で、今年の当番神社である広場の八坂神社へ。
続いて、午後は田原地区に鎮座する、大里の八幡神社、来秀の天満神社。
神社に戻ってきて、夕方5時から天津神明宮の新嘗祭をご奉仕した。
戦前、11月23日は「新嘗祭」として祭日であったが、戦後「勤労感謝の日」と改められた。
「勤労感謝の日」となると、労働に感謝する、つまり、働く「人」に感謝するというような意味で捉えられるが、これはあくまで欧米的な観念であり、日本人の人生観、労働観はこれとは異とする。
日本人にとって「働く」とは生きている証であり、喜びであり、すなわち「新嘗祭」は稲の実りをはじめとして、この一年にいただいた神々のおかげに感謝し、働く「こと」に感謝をするお祭りである。
我々は「働いてやってる」のではなく「働かせていただいている」のである。
先人たちが大切にしてきた、この哲学、観念を我々も旨に、日本の未来へと受け継いでいきたいものである。
今日の新嘗祭では、そんな講話をさせていただいた。
神々に感謝しつつ、おいしい新米をいただこう。
ああ、ありがたし。
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- 25/11/27 17:45 by やまちゃん
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