[2025/11/04|街づくり]
ウェルネスにあふれた地元の人が地元を創造する。
[写真:研修会、無事終了
]
午前中、久々に地元の方の結婚式をご奉仕。
厳粛な雰囲気の中、結婚式はその方々にとって人生で一度の晴れの日だけに、いまだに独特の緊張感がある。
11月1日から入職したあみも、さっそく巫女デビュー。笑
そつなく、ご奉仕していた。
午後は、ロータリークラブの地区合同の研修会にパネリストとして招かれ、地域の中のロータリー、というテーマの中、ウェルネスポーツ鴨川をはじめとする地域づくりの経験からお話しをさせていただいた。
ファシリテーターはウェルスポの代表理事も務められた渡辺先生。
さらに、もう一人のパネリストは同じくウェルスポの立ち上げから関わっている阿部先生。
最初に50分ほどのトークセッションの後、後半は私もワークグループの一つに入り、ロータリークラブ外の立場として参加させていただいた。
自分の取組みも含めた自己紹介の後、渡辺先生から与えられたテーマについて自分の意見を述べたが、一つ目のテーマが地域づくりにおいてポイントだと思うこと、であった。
ほぼ打ち合わせなしのトークだったこともあり、その場で即座に反応しつつ、頭を回転させつつ、という流れだったが、だからこそ、自分の言葉で話すこともできる。(私はそちらの方が良い)
私からは3つのポイントをお話しさせていただいた。
1つ目は、地元の人が地元のことを一番知らない、という事実があること。
だから、地元の人が地元のことをまず知ることから始めること。
地元のことを知らないから、地元の人たちは地元に自信が持てず、過小評価してしまう。
それでは地域は良くならない。
地元の人が地元を知ることで、地元に自信をもち、誇りが生まれ、そして、地元の人たちがセールスマンになっていく。
2つ目は、地域づくりは地元の人が実行する、ということ。
最近では少なくなってきたが、10年ほど前、地方創生の現場には安直にコンサルタントが外から招聘され、高いフィーを払ってはもっともらしい事業計画を策定するものの、結局、計画を作るための事業で終わってしまい、それが実行に移される例はほとんど見なかった。まさに税金の無駄遣いである。
そんな惨憺たる状況を見ながら、私は思う。
地域づくりはやはり地元に生まれ育ち、あるいは地元に住まう、地元に骨を埋める覚悟のある人がやるべきである。
そうでなければ、地域づくりはできないと思う。
そして、3つ目は「ウェルネス」
ウェルネスとは人々の心身の健康という意味もあるが、もう一つ大切なのは地元の人たちが「幸せ」であること。
その土地に生きていることに誇りをもっていること。価値を感じていること。
ところが、これまでの地域づくりは、外から人を呼べ、呼べはいいが、地元の人たちが蔑ろにされてきたのではないか。
私がITベンチャーを始めた頃、先輩方に連れて行かれた経営セミナーで、講師は「顧客第一主義」を声高に叫んでいたが、私はそれには賛同しない。
大切なのは「社員第一主義」であり、社員が幸せでなければ、顧客に本当の幸せ、サービスを提供することはできない、と信じるからだ。
社員を地域に置き換えれば、すなわち、地域の人々が幸せでなければ、来訪した人たちに幸せは提供できないのだ。
だから、地域づくりにおいて、地元自身がまず「ウェルネス」であることが重要である、というお話しをさせていただいた。
50分のトークセッションはあっという間であったが、最後に、地域づくりは眼の前の困っている人を助けることから始まる。
大きなビジョンを持つことは大切かもしれないが、それだけでなく、眼の前のことから大切にコツコツと積み上げていきましょう、と締めさせていただいた。
こうした機会は自分にとっても、物事を整理する貴重な時間となる。
ありがたいことだ。
夜は、ゾンネ有志を連れて、成田空港近くのホテルへ。
ひょんなことで、明日から2泊3日で奄美大島へ訪問することになった。
奄美を訪れるのは初めて。
実はこの島はビーチサッカーとも御縁があり、毎年、奄美出身の選手を中心に、ビーチサッカーイベントが行われている。
ゾンネもお声がけをいただいたが、今年は残念ながら参加することはできなかった。
来年以降に向けて、その下見も兼ねて、、、
と、実はゾンネにも奄美との御縁のある関係者・選手もいて、、、
滞在中、地元ラジオ局にも出演させていただくことになった。笑
いろいろな意味で楽しい奄美旅行になりそう。
[WALK:5363]
- 25/11/08 11:56 by やまちゃん
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