[2025/02/03|街づくり] 北海道視察裏話
[写真:恵庭市で体験で作成した「ボタニカルアイス」がきれいにできあがり、さっそくライトアップイベントで展示してくれた。なんと、センターポジション!感謝!!
iPhone 13 5.10 mm ISO640 1/40 sec f/1.6
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北海道視察から帰ってきて、早くも4日であるが、その後も御礼のメールをお送りしたり、そこから、いろいろとやりとりしたり。
今日は恵庭市の方から、視察訪問した際、体験で創作した「ボタニカルアイス」がきれいに出来上がったようで、1日から行われたライトアップイベントにさっそく展示されたようすを写真が送られてきた。なんとセンターポジションではないか! 恵庭市の方々の心意気に感謝、そして感動した。

新婚旅行をはじめ、北海道は私は何度か上陸したことがあるのだが、真冬の北海道を訪れたのは初めて。
実はこの時期の視察となるため、当初は九州や沖縄方面を考えていたのだが……。
以前、JTB千葉支店にいらっしゃり、ロゲスタの団体を引っ張ってきてくれた野平さんが北海道事業部に昨年4月から転勤になっていたのだが、11月末に自身の休みをつかって、突然神社にアポ無しで訪ねてきたのが、事の始まりであった。
参集殿にあがってもらい、互いに近況報告をしていると、ワーケーションの話になり、、、
と、北海道でもワーケーションを推進している自治体が多いということで、それならば!と、野平さんの御縁で方向を180度転換し、北海道に視察に行くことになったわけである。
まさに御縁の為した視察。

野平さんも精力的に動いてくださり、結果的に、3日間の日程で6自治体を訪問するという盛りだくさんな視察となった。
富良野市担当、自称「特命係長」の松野さんは、現在、YADO OMIYAにワーケーションで滞在中の、本事業にも関わっている坂本アヤノさんが富良野市でも滞在した際にすでに知り合っていた方だったし、今回同行したウェルスポ理事で、オルカの北本さんはそもそも北海道がルーツで、長沼町、恵庭市には親族もいるという、なんとも不思議な御縁を感ずる3日間となった。

各自治体の置かれている状況はさまざまで、取り組みも多種多様であったが、一つ共通していたのは、事業を推進している人の情熱であり、思いであり、行動力であった。
今回、自治体職員の方とお話しする機会が多かったが、我々の抱いている行政職員像が良い意味で崩れ去る視察となった。

ある町の課長は「怒られてなんぼだと思ってやってる」

ある市の統括主管は「怒られたら、ある意味成功だ。成果が出てるという証拠だ。まずはやってみるということ。行政もがんばるから、民間もがんばれ、って発破をかけている」

ある市の係長は「私は特命係長みたいなもの。いろいろ思う職員もいるかもしれないが、やりたい放題やらせてもらっている」

ある町の施設運営者(元行政職員)は「町は超法規的措置で、この建物と土地の無償貸与を決め、事業を支えている」

刺激的なセリフばかりに私たちも清々しい驚きを感じた。
行動力というよりは、もはや突破力と表現した方が良いかもしれない。

結局のところ、官民問わず、事業を遂行する「人」に帰着するのだ。
みんな明るく前向きで輝いているし、自分の仕事に誇りを持ち、苦境も含めて楽しんでいる。会っている自分たちも楽しくなってしまう。Well-beingが極めて高い職場、職員の方々だった。

翻って、鴨川市はどうだろうか。
条例や公平性などを武器に「やらない理由」「断る理由」を探してないか。
住民や議員に「怒られること」を怖がっていないか。

考えさせられる3日間だった。

まぁでも、自分の地域に不平不満を言っていても始まらない。
自ら行動していくしかない。
北海道でもらったエナジーを力に、コツコツと地道に積み重ねていきたい。


[WALK:-]
- 25/02/03 16:50 by やまちゃん
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