[2024/03/10|ビーチサッカー] 新たな目標
[写真:準々決勝、厳しい試合になった。
Canon EOS 6D Mark II 278.00 mm ISO1250 1/4000 sec f/8.0
]
[写真:いざ、準々決勝!
iPhone 12 4.20 mm ISO32 1/6135 sec f/1.6
]

ゾンネ初の地域女子CC決勝ラウンド進出を果たし、迎えた朝。
これまで味わったことのない景色。
昨夜は遅くまで相手チームの分析を行い、自分なりに対策も立てた。

我々の準々決勝は10:05キックオフ。
相手は何度も辛酸をなめてきた、国内女子ビーチサッカー界では最も歴史のあるチーム・ドルソーレ行橋ヴィーナス。
同チームはドルソーレ北九州レディース時代、我々も参加した「第1回BeachSoccer地域チャンピオンズカップ」を制している。

ドルソーレは優勝候補の一角。
昨秋、ホームの行橋で行われ、ゾンネは惨敗に終わったThetisツアーでも、事実上、たった5人のメンバーで見事に優勝を果たしている。
12分3ピリオドのルールで、2日間4試合戦うという過酷な日程なのにも関わらず。
相手ながら、気合と覚悟のレベルが違う。
今大会でも初戦、こちらも優勝候補の東京ヴェルディプライアナBSに2−1で勝ち切って、グループ1位通過を果たしている。

そんな強豪チームとどこまでやりあえるのか。
決勝ラウンドに入り、ドルソーレの強度も増してくるはずだ。
ゾンネとしてはミスは許されない試合となる。

ところが、試合は恐れていた展開になってしまった。
開始早々、ゾンネGKのスローが手からこぼれるという、ありえないミスから失点してしまう。
こういった力の拮抗した試合において、正直致命的であった。
早い時間に先制点を与えることにより、相手に余裕と勢いを生み出してしまった。

第1ピリオドはその後2点を奪われ、0−3で終了。
盛り返したかった第2ピリオドでも流れは変わらず、ゾンネの弱点をつかれて、さらに3点を追加され、7分の試合では絶望的な点差となる。

それでも私はベンチで「絶対にあきらめるな」と発破をかけ続けた。

第3ピリオドは大量リードで相手が油断したところもあるが、ゾンネが2点を奪い、逆にドルソーレは無得点。
しかし、時すでに遅し。

準々決勝の4試合では最も点差がついてしまい、2−6で華々しく散ることとなった。


ベスト4には、ドルソーレのほか、ラソを破ったヴェルディ、一昨年の準優勝チーム・スポジック、さらに同じ関東で何度もタイトルを手にしているレーヴェ横浜フラウが勝ち残り、さらに決勝にはヴェルディとドルソーレが進出した。

決勝はそれこそ、両チームが激しくぶつかり合う拮抗した好ゲームとなった。
先制したヴェルディが猛攻を仕掛けるドルソーレに対して守りきり、第3ピリオド終了間際にダメ押しとなる2点目をあげ、2−0で勝利し、同大会初優勝を飾った。
ドルソーレは、決勝ラウンドで、ゾンネ、レーヴェを破っての決勝進出だっただけに、ヴェルディが関東の最後の砦となってくれたのはある意味良かったかもしれない。


大会後、選手たちは国際通りでお土産を物色したりして、夜便で帰途に就いた。
鴨川到着は深夜1時過ぎ。
地域女子の沖縄遠征は無事終わりを告げた。


今大会、ゾンネはようやくまだ見ぬ決勝ラウンドへの進出を果たすことができた。
ここまで第1回出場から5年かかって、ようやく達成することができた。
と同時に、ベスト4以上に上っていくために、まだまだ多くの課題があることに気づかされた。
また新たな目標ができた。

しかしながら、グループ最下位という惨敗に終わった昨年と比べれば、あくまでポジティブな課題である。
準々決勝敗退後、すぐにチームで輪をつくり、会場外の芝生のところで全員で大会を総括したが、悲観的なムードにはならなかった。
この大会をポジティブに総括しているメンバーが多く、すでに次に向かっていた。

残念ながら、ゾンネは7年目を迎えているというのに、全ての大会においていまだ優勝タイトルを獲得したことがない。
一足飛びには行かないが、亀の歩みかもしれないが、ゾンネはコツコツと一段ずつ上っていくチームなのだと思う。
来年は地域女子CCでベスト4以上を目指したい。
そして、いつか、テッペンに立ちたい。

新たな目標へ向かう挑戦が始まった。


[WALK:9373]
- 24/03/12 22:28 by やまちゃん
[*] 日記一覧
[#] トップページ

(c) 2024 na.ni.nu