[2020/05/28|人生行路]
同じ青ではない
コミュニケーションというのは本当にこの歳になっても難しいものだ。自分ではわかっているはずでも、正確に理解していなかったり、あるいは自分がわかりやすく伝えて理解してくれているはず、と思っても、実は理解にかなりの乖離があったり……。
例えば、人によって視覚、色覚は異なる。
全く同じ成分である青色でも、人によって微妙に見え方は違っている。
だから同じ青でも、同じ青ではないのである。
したがって、同じ物事でも、とらえ方は人それぞれで多様性があり、理解のアプローチも全く異なる。
大切なのは、自分のことをわかってもらおう、ということが先になるよりも、相手のことをまず理解しよう、という姿勢なのかもしれない。
コミュニケーションはキャッチボールであり、Give & Take なところがある。相手をまず理解しようとすれば、今度は相手が自分のことを理解してくれるかもしれない。
そして、例えば、チームで仕事をする時、自分の感覚や理解を絶対と思ってしまうと、その瞬間に視野は狭まってしまう。
自分の経験則や思考からの理解しか生まれないわけで、ややもすると致命的な誤解を生み出すことにもなる。
だからこそ、チームの他のメンバーの視点も重要になる。自分も含め、それらが合わさることで、チームとしての気づき、多面的な見方というものを手にすることができる。これは一人ではなかなかできないことだ。
コミュニケーションについて、いろいろと思考を巡らせることになった、今日一日だった。
[WALK:5119]
- 20/05/29 10:18 by やまちゃん
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