[2019/11/06|街づくり] 街のアイデンティティ

午前中、埼玉より鴨川へ戻る。
寝不足ということもあり、なかなかつらい一日。

午後、輪廻のラグランジェに関連して、聖地巡礼のまちづくりについて大学生の研究取材を受ける。
事前にもらっていた16の質問について、1時間半にわたってお答えする。

その中で、継続していくためのポイントはなにか、といった質問があったが、その一つのポイントに私は街をいじりすぎない、アニメアニメさせないこと、街のアイデンティティを護ることをお話しさせていただいた。

そもそもアニメ作品の中に、等身大パネルやキャラクターのウォールアートなど登場しないわけで、聖地巡礼を何度もリピートする深いファンというのは、作中に登場したありのままの街を楽しみに来ているはずなのだ。
そして、聖地巡礼はブームで終わるおそれもあるわけで、あまりにアニメに傾倒したまちづくりをしたら、ブームが終わった後、かなりイタいことになるのではないか、とお話しさせていただいた。

これは聖地巡礼に限ったことではない。
何事もアイデンティティがなにか、自覚して進める必要がある。
流行っているから、とかそんな理由で安易に飛びつくべきものではない。
ある種、街としての誇りが問われるのである。


夜は北本さんと久々に会食。
未来に向けて、良い話ができた。
自分自身も含めて、いろいろなことはあるけれど、やっぱりこうして苦楽を共にした仲間と前を向く話ができるのは本当にうれしいし、ありがたい。


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- 19/11/10 11:48 by やまちゃん
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