[2018/05/30|街づくり]
しまなみ海道実走視察3日目 〜地元民の誇り
[写真:住之江旅館を出発!
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[写真:出発前に空気圧を調整。実は全然緩かった……。苦笑
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[写真:瀬戸内レモン♪
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[写真:大山祗神社への山越え
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[写真:大山祗神社にて。神社の「J」ポーズ
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[写真:参道を進む
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[写真:大楠
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[写真:社殿
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[写真:旅の無事を祈りお参り
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[写真:伯方の塩・大三島工場
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[写真:は・か・た・の・し・お
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[写真:伯方島へ
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[写真:良い天気になった!!
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[写真:まるで沖縄のようなビーチ
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[写真:来島海峡大橋、天気も眺めも最高!
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[写真:来島海峡大橋にある展望スペースにて
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[写真:宇都宮さんを囲み
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[写真:羽田に無事到着!
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[写真:1日目の行程]
[写真:2日目の行程]
早朝、ひと雨あったが、我々が出発する頃になると雨も降り止み、むしろ空は明るくなってきた。
朝9時、住之江旅館を出発する。
まずは多々羅大橋を渡り、大三島へ。
さらに山を越えて、大三島・大山祗神社を参拝する。
前回しまなみ海道を走った時は、多々羅地区から大山祇神社の鎮座する宮浦地区に抜ける山越えで心が折れてしまったという苦い記憶があったが、今回は……。難なくクリアしてしまった。
ネットでヒルクライムのコツを習得してから、とにかく登り坂ではがんばらない。最初から軽いギアに落として、足に負担をかけないように、スピードよりも回転数を維持すること重視で登っていく、ということを心がけているのだが、それが見事に奏功した。
まぁでも、ロングライドを最近多くしていることもあり、知らぬ間に筋肉も付いてきているのかもしれない。
大山祗神社をお参りすると、続いて、そこから5分程度のところにある「伯方の塩」でお馴染みの、伯方塩業大三島工場を見学。
ここでお土産を買い込み、一緒に不要な荷物も発送する。
これでだいぶ荷物も軽くなった〜♪
時間がなくなってきたので、午前11時半、出発!
そこから今日の最終目的地である今治を目指す。
午後2時に、しまなみ海道のサイクルツーリズムを牽引してきた、シクロツーリズムしまなみの宇都宮さんと視察訪問のお約束しているのだが、果たして間に合うか……。
約40kmなので、なんとか間に合うと踏んでいたが……。
やはり橋や島の中のアップダウンで悪戦苦闘し、予想よりもだいぶ時間を要してしまった。
大三島からは伯方島、大島を経由して、今治へ渡る。
伯方島のあたりからは青空が広がり、最終的に見事に晴れ渡ってしまった。いやー、まさか晴れてしまうとは!
ザ・神職集団の為せる業か!! 神々に感謝!!!
今回の行程では最後に渡る来島海峡大橋はしまなみ海道に架かる橋の中でも群を抜いて最大の大橋。
雄大な瀬戸内海の風景を間近に見下ろしつつ、橋を駆け抜けられるのだから、その気持ち良さは半端ない。
この大橋はやっぱり晴れが一番! メンバーにも太陽の輝く青空の下、瀬戸内海の風景を楽しんで、しまなみ海道の醍醐味を味わってもらいたいと思っていたのだが、それがかなった。
結局、約束の時間より40分ほど遅れで、午後2時40分、シクロツーリズムしまなみの事務所に到着。
そこから1時間半ほどにわたって、宇都宮さんのお話しを伺う。
しまなみ海道におけるサイクルツーリズムの取り組みの歴史からはじまって、実際に取り組んでいる詳しい内容、そこにあるビジョンやコンセプト、思いの部分など、もう盛りだくさんの1時間半で、今日帰るのでなければ、もっともっと時間が欲しかった。
シクロツーリズムしまなみの原型となる、自転車への取り組みが本格的に始まったのは2005年頃で、シクロツーリズムしまなみの組織自体は2009年に立ち上がったそうであるが、しまなみ海道の開通は1999年まで遡る。
その時すでに自転車専用レーンは設置されていたはずだが、では、行政はサイクルツーリズムを念頭に設計したのか、という質問をしてみたところ、実はしまなみ海道は自動車だけでなく、原付や自転車、歩行者も通れる「島民の生活道路」として設計され、結果として自転車レーンが設置されることになったのだという。
当初はサイクルツーリズムなどほとんど考えられていなかったのだろう。しかし、結果的にはその設備資源を活かし、今ではサイクリストの聖地へと進化することができた。
まさに関係者の努力に、幸運も重なったとも言える。
さまざまなお話しの中で、宇都宮さんが強調されていたのは、あくまでも島民、住民の参加により、プロジェクトが推進されてきていること。
域外から来訪するサイクリスト、観光客の目線ではなく、まずは島民の目線を大切にしつつ、地域のために何が必要なのか、何をすべきなのか、そういう視点を大切にして活動を展開されてきた。
その結果として、島民に当事者意識が芽生え、自分たちがサイクリストの聖地を築き上げてきたという自負をもち、さらにそれが地元民の誇りを喚起している、というお話しが結びで語られた。
これには私はまさに共鳴した。私もなぜ「KamoZine」など地域メディアを地域内向けにも展開しているのか。それは鴨川の良さをまずは住民自身が知って、自信を持ってほしいからだ。そして、住民自身がセールスマンになるのが、実は一番効果的な方法だと思っているからである。
房総神社サイクルライド推進委員会の取り組みしかり、これから推進するスポーツ・カルチャーコミッションしかり、また、これまでの地域メディアもしかり、とにかく地元民が主役となり、地元愛を原動力に、地元発で地元民が輝く、そんなプロジェクトを推進していければと改めて心に誓う、刺激的な時間となった。
シクロツーリズムしまなみを後にすると、なかなかカツカツの時間の中で、今治駅へ急ぐ。
レンタサイクルステーションに自転車を返却し、わずか数分の乗り換えで今治駅から列車に乗り込み、松山駅へ。(瀬戸川さんとは今治にてお別れ)
松山駅前の銭湯で汗を洗い流し、さっぱりして着替えて、続いてリムジンバスで松山空港へ。
19:30発の飛行機で羽田へと戻ってきた。
羽田は雨。しまなみ海道を覆うはずだった雨雲が関東に足早に去ってしまったようだ。
帰りも??瀧神社、遠見岬神社を経由し、日付が変わる前に無事天津まで帰ってくることができた。
こうして、無事2泊3日、実走2日間・約120kmのしまなみ海道実走視察は終わった。
おそらく参加したメンバーには濃密な3日間だったと思うし、多くの気づきをお土産で持ち帰れたと思う。そして、なによりなかなか普段味わえない達成感を、肉体の疲労感とともに味わい、心は充実していると思う。
この感覚を味わえたことは本当に大きな意味をもつ。サイクリストの人たちに寄り添える心を手に入れたわけだから、今後の活動にも役に立つはずである。
それにしても、やっぱりしまなみ海道は気持ち良い。
また別ルートで行くことになるだろうし、その際は例のお好み焼きのおばちゃんにもまた会いたいと思う。
ルートラボ:瀬戸田→大三島→大山祗神社→伯方塩業大三島工場→伯方島→大島→今治 63.2km
https://yahoo.jp/LyYsR2
[WALK:14339]
- 21/07/29 17:21 by やまちゃん
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