[2018/03/15|街づくり]
鴨川をより良くする方法
[写真:はっちゃんはランドセルで登校するのは今日で最後
]
2月の海辺の魅力づくり推進委員会会議を皮切りに、なんだか、興奮の中、1ヶ月が過ぎ去ろうとしている。
この間始まったばかりだと思っていた弥生3月も早月半ばである。
気温もだいぶ暖かくなり、この数日は5月並みの暖かさである。
あれだけ寒い冬だったと思いきや、この急激な気温上昇によりソメイヨシノの開花も例年より早まるのではないかというニュースも。
確実に時は経過している。
このところ、いろんなことを考える。
憤り、悔しさ、虚しさ……そんなネガティブな感情を抱き、思わず戦ってしまう場面もあるが、方やそこから闘志をもらい、ある意味の楽しさやおもしろさというポジティブな感情も湧き上がってきたりすることもある。
そんな中、鴨川をより良くする方法を考えてみた。
これはビジョンではない。プロセスといった方がいいかもしれない。抽象的な表現ではあるが……。
多くの先人たち、そして、現在の我々も鴨川をどのようにより良くしていくのか、まちづくりをしていくのか、苦心している。
だが、実は答えは至ってシンプルなのかもしれない、と思った。
鴨川市民一人一人が1日10分でも街のことを考え、自分ではないほかの人の幸福を考え、一歩でも進む、行動することができたなら、きっと鴨川はよりすばらしい街になるだろう。
鴨川市役所職員一人一人が自分の職務に誇りをもち、街のために純粋に輝き、働くことができたなら、鴨川は生まれ変わるだろう。
仮に自分が市長になったとしたら(あくまでも仮定の話)、まず、私は市内で細々とでも、少人数でも構わないから、自分たちで知恵を絞り、汗を流し、自主的に鴨川のために活動している人たちを結び、大きな波を起こしていきたいと思う。
行政は彼らの自主性を損なわないように細心の注意を払いつつ、彼ら自身ではどうしても超えられない壁を乗り越えるべく、肩車をする役回りを務められればと思う。
鴨川にも「地元」が多数存在する。それらを金太郎飴的に、一軸的な尺度を以てまちづくりをするのはナンセンスであり、むしろ、各地元を良く知る、そこに住まい、そこを愛する人たちが主体的にまちづくりに取り組むことこそが持続可能な街を実現させていくことになるのではないだろうか。
そして、もう一つすべき仕事がある。
それは、市役所職員一人一人と向き合い、彼らの心の中にある鴨川を思う良心に今一度燈火を灯すことだ。その良心を信じ、自らの職務に誇りをもった職員たちとともに、先例主義による他所の空真似ではなく、鴨川市だけしかできないこと、鴨川市だからこそできることを追求し、日本に、世界に自慢できる街を創り上げていく行政組織に発展させていくことである。
市役所職員は市長にとって同志である。会社で言えば、家族同然の大切な社員である。決して敵対する関係ではない。
職員一人一人が輝きを放てば、やがてその光は鴨川全体を照らし、さらに各地域で自主的にまちづくりをコツコツと行っている市民たちとの輝きと相乗効果を生み出し、鴨川市はとんでもない街になると思う。
そんな近未来を私は想像し、ワクワクする。
市民は「行政になにをやってもらうか、ではなく、まず、自分たちがなにをすべきか」を。
行政は「できない理由を探すのではなく、一緒にどうやったらできるのか」を。
決してできないことではない。
今やるべきことをしっかりと見極めた上で、そんな未来へ向かって、歩んでいこう。
[WALK:976]
- 21/07/29 17:21 by やまちゃん
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