[2018/01/22|街づくり]
理想を失ったら社会は良くならない。現実を理解しなければ社会は変えられない。
[写真:翌朝になると薄っすらと雪が残る程度だった。
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数年に一度という寒波が到来し、さらに発達した低気圧の影響もあって、今日は関東地方で大雪の予報。
午前中、まだ雨がぱらつく中、小湊神社の新年祭を奉仕する。
総代・当番の方々が神社に集まり、厳粛な雰囲気の中、無事祭典を斎行し、その後直会。
これで小湊地区に鎮座する神社の新年祭は一通り執り納められた。
午後になると気温も下がり、みぞれになってきた。
そんな中、亀田医療大学に行き、地域づくりをテーマとした講義の学生発表を見させていただく。講義室だけでなく、今年度からフィールドワークを取り入れ、まちづくりの現場に実際に携わることでより体感的な講義となった。果たして学生は何を感じ、何を思ったのか。
講義の一環で、1グループは私が編集長を務めるKamoZineにも関わってくれ、かも春号編集に携わった。
そんなこともあって、とても楽しみに大学に赴いた。
まずは全4グループの発表・質疑応答の後、私を含め、協力者による講評という流れ。
KamoZineチームも忌憚なく、改善点もあげてくれた。
まだまだ本来読んでほしい対象に行き届いていないのではないか。
スマホとの連携はどうなのか。(以前は1記事ごとにかもナビにアップしていたが、現在はPDFのみのアップとなっているため、スマホでは読みづらいという手痛い指摘を受けた。メディアミックスを標榜するメディアとしては改善しなければならない点だ)
などなど、学生ならではの視点でいろいろな改善点もあぶり出してくれた。これは我々にとっても、今後の糧になる。
他のチームも、私には到底出ないであろう発想によるおもしろい分析も多々あり、刺激的な時間となった。
その刺激におじさんたちも触発され、講義が終わったというのに、1時間あまり、いろいろなアイディアも次々に飛び出し、むしろ最後は我々の方が盛り上がってしまった。
日も暮れた外に、ふと目をやると、なんとさっきまでのみぞれが本格的な雪に変わり、積もり始めているではないか!
というわけで、慌てて解散し、ゆっくり慎重に運転しつつ、無事帰宅した。
その後、雪は降り続け、天津も数cm程度積雪した。
午後9時過ぎには雪は降り止み、今度は強風が吹き荒れた。
明日リーグの実行委員会で上京するのだが、交通の乱れが心配である。当初自動車を予定していたが、路面凍結などを考えると危険極まりない。高速バスは昼まで運休を早々決定。残る望みはJR。ただ、房総のJRは雪には弱い。果たして……。
ところで、講義の講評で私からは学生たちに、私には思いつかないような視点の発表の数々に私も刺激を受けた、ということを伝えつつ、広い視野をもってほしい、そして、当事者として実際に今日発表した改善点を実行する立場になってほしい、とお願いした。
現場に関わったと言っても、実際には講義の限られた時間数の中でもあり、おそらく当事者としてどっぷりと、というわけではない。
ある意味の傍観者的な感覚に留まっていることだろう。したがって、今日の発表はある意味理想論にほかならない。
当事者として深く関わることで、現実も見えてくる。まちづくりは理想と現実のせめぎ合いでもある。
現実をしっかり受け止めた上で、しかし、理想に向かって、どのように進めていくのか、そこが大切になる。
今日発表された理想は絶対に失ってはならない。
と同時に、現実を理解するということも物事を実現させるためには不可欠である。
最後に一言申し上げた。
理想を失ったら社会は絶対に良くならない。
現実を理解しなければ社会は変えられない。
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- 21/07/29 17:21 by やまちゃん
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