[2017/02/19|オルカ鴨川FC]
ヨーロッパ視察7日目 ブンデス女子 エッセン vs デュイスブルグ
[写真:ヨーロッパの都市はトラムが市民の足として発達している。
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[写真:エッセン・スタジアムのチケット売り場
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[写真:エッセンのグッズ販売
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[写真:スタジアム全景
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[写真:選手入場・整列
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[写真:キックオフ!
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[写真:エッセンのサポーター(エッセン、デュイスブルグともコアサポーターは10人程度で、この点は日本とほぼおなじ光景)
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[写真:交代して入る安藤選手
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[写真:ラウンジのようす
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[写真:試合後の両チームの会見
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[写真:安藤選手を囲んで
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ドイツ視察も7日目。
明日で本隊は帰国の途につく。
いよいよ佳境に入ってきた。
まぁ、私はまだ半分も行ってないけど。。。笑
今日は今回の視察のもう一つのメインとも言える、ブンデスリーガ女子1部の試合を視察する。
エッセン vs デュイスブルグの一戦。エッセンのホームゲームである。
エッセンには一昨日会食した、かつてレッズレディース時代、北本さんとツートップを組んでいたおなじみの安藤梢選手が所属している。
果たして安藤選手がどんなプレーを見せてくれるか。
ブンデス女子の試合はどのような雰囲気で行われるのか。
全てが興味深い。
今日の試合会場はエッセン・スタジアム。
男子も使用しているスタジアムでおそらく2万人以上の収容人数を誇るであろう、立派なスタジアムだ。
女子の試合ではドイツで1位、2位を争う、立派なスタジアムでの試合だそうである。
会場に到着すると安藤選手が用意してくれていたチケットを手に入れ、ラウンジへと入る。
女子の試合でも、ラウンジではケータリング、ドリンクサービスが行われ(有料)、試合前の時間、大勢の人でにぎわっていた。
グッズ販売もあり、思わず購入。(ただ、エッセンのグッズは普段はお店などでは販売していないらしく、試合日のみの販売らしい)
試合は午後2時キックオフ。
肌寒い雨の中の試合となった。
もっとも、この地域は雨や曇りが多い地域なのだという。
安藤選手はリザーブでのベンチスタート。
エッセンの方が上位(5位)に位置しているが、中断後、再開初戦ということもあり、固い内容となった。
前半、エッセンが試合を支配するも、デュイスブルグ(8位)が時折鋭いカウンター攻撃を見せる。
先制したのは下位のデュイスブルグ。
0−1で前半を折り返す。
後半、エッセンが立ち上がりに同点ゴールを上げる。
その後は一進一退の攻防。
安藤選手も後半途中から出場し、時折日本人ならではの高いテクニックのプレーを見せるが、得点は生まれず、試合は1−1のドローで終了した。
試合終了後、ラウンジでケルンの日本料理店主の荒川さん、そして、鴨川市に天文台をつくろう会でご縁のある石井さんも合流し、安藤選手とお話しする。
夜はそのまま、その仲間でデュッセルドルフ市内の居酒屋「串亭」で会食。(安藤選手は残念ながら別件でご一緒できなかった)
熱いサッカー談義に花が咲き、ご縁も広がった。
今日のブンデス女子の試合はまさに「百聞は一見に如かず」ということばがピッタリの試合だった。
試合運営についてはラウンジなどのサービスは充実していたが、試合前後・ハーフタイムのイベント的なものは特になく、エスコートキッズがあるくらいだった。
ボールパーソン(女の子)は11人で運営されていた。
なにより驚いたのは、スタジアムに電光掲示板や時計表示がないこと。安藤選手に聞いたところ、ドイツでは試合会場に時計がないのが当たり前なんだそうで、いまでは慣れこそはしたが、試合中時間がわからない中戦わねばならず、審判や観客に時間を訪ねることもあるのだという。
また交代板もなく、どのようにして交代選手を伝達しているのか、疑問が残った。おそらくピッチ上で伝言ゲームがなされているのかもしれない。
さらに第4の審判員もいない。メインスタンド側の副審(線審)が第4の審判員を兼ねており、選手交代の度に中央に走って移動して、また帰るということを繰り返して、なかなかたいへんそうだった。
これは他の試合にも言えるが、テクニカルエリアも結構いい加減で、監督・コーチが同時に2人使用したり、平気で線を超えて指示を送ったりしていた。
ピッチサイドのアップ中の選手も、試合中にも関わらず、ラインをまたいでピッチ内に入ったり、日本ではなかなか見られない光景だ。
ブンデス男子でも見られたシーンで、こういった点は緩そうだ。
そして、肝心の試合内容は残念ながらいまいちなものだった。
安藤選手も試合後語っていたが、エッセンの悪いところとして下位チームと対戦した時、そのレベルに合わせて試合をしてしまうのだという。
ただ、それにしても、なでしこで言ったら、1部の試合とは言えない内容だったように思う。
もちろんバイエルン・ミュンヘンなど、ブンデス女子の上位チームの試合を観たわけではないので、なんとも言えないが、ブンデスリーガ女子は世界最強のリーグの一つではあると言っても、盲目的にブンデスは全てにおいてレベルが高いというのは極めて短絡的な考え方であり、海外志向のある選手たちにはしっかりとしたテーマ、ビジョンをもって、海外にチャレンジしないと返って選手としての幅を狭めてしまうことにもなりかねないと思った。
いずれにしても、現場に足を運び、実際にこの目で見なければわからなかったことばかり。
日本の女子サッカーが世界と戦っていくためには、伝聞やネットなどの情報に終始することなく、思い切って現地に赴き、生の姿を見ることだと思う。
今日、スタジアムで一つすばらしい出会いがあった。
偶然試合を観に来ていたドイツ女子代表のチームNo.2(アシスタント・コーチ)の方とお会いし、お話しできたことだ。
以前、立ち消えていたドイツ女子代表の東京五輪事前キャンプの話がにわかに復活した(!?)
同コーチは日本のサッカーにも非常に興味があるそうで、個人的には来日し、オルカもはじめ、実際に日本サッカーを見てほしいとも思った。(果たして実現できるか!?)
さて、ドイツ視察も事実上今日でラスト。
明日、本隊は夜発の飛行機で帰国する。
私は本隊と分かれ、パリへ向かい、パリから夜行列車でニースへ。
あさってニースからモナコに入り、セドリックと会う予定。
その後、イタリア、スロバキア、チェコをめぐり、最終目的地スペインのバルセロナへ。
FCバルセロナへの訪問、カンプノウでの試合観戦も予定しており、まだまだ学びの旅は続いていく。
[WALK:-]
- 21/07/29 17:21 by やまちゃん
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