[2012/04/28|街づくり] 二子棚田、泥んこバレー
[写真:海を望める棚田、二子棚田
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[写真:泥んこバレー「特設」会場
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[写真:会場のようす
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[写真:泥んこになりながら熱戦が繰り広げられた
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午後、この日棚田オーナーによる田植えが行われた二子棚田にて、KamoZine城西チームのメンバーが企画・準備した「泥んこバレー」大会が行われた。
KamoZineをやぢ軍団からは選手として私と入江さん、さらに応援団(カメラマン)として伊東さんが参加。

午後1時半より4人ずつ5チームに分かれて総当り戦で試合を行った。
私はAチームに割り振られた。
最初は足をとられ、動きづらく、なかなかラリーもつながらなかったが、慣れてくるとみな巧みな動きで、さらに果敢にも田んぼにダイブする選手も!
会場は大いに盛り上がった。

Aチームは、というと、(優勝がかかっていたらしい)最終戦、マッチポイントをつかみながら、大逆転負けを喫し、結局2勝2敗で3位という成績だった。

私もいざ試合に入ってみると、なかなか燃えるものがあり、ある程度汚れてくるともうなりふり構わずのハッスルプレーを展開した。
入江さんとともにおじさん2人、身体中泥んこになりながら、終始会場を湧かせていた(と思う(笑))

なにより純粋に楽しかった。
青空の下、大自然に囲まれながら、理屈抜きで楽しい時間を過ごすことができた。

泥んこバレーの後は城西国際大学に移り、「鴨川の歴史と文化について」の講義、さらにディスカッションを行った。
これは第1回目の試みだが、不肖私が講師を務めさせていただいた。
泥んこバレーが予想以上に盛り上がり、予定が1時間押してしまったこともあり、話した時間は40分程度であったため、内容をかなり端折り、まとまりのない話だったと思うが、みな真剣な眼差しで、時にうなづきながら聴いてくださった。

講義・ディスカッションの後はお待ち兼ねの交流会。
時間がなくディスカッションもままならなかったので、交流会にてお酒を飲みながら、さらに熱く語り合った。

二子棚田でも美しい棚田の景観を守り伝えようと、数年前から棚田オーナー制度を展開しているが、オーナーは集まるものの、肝心の地元の維持・管理体制が非常に厳しいのだという。
普段の管理は地元農家2人と事務局の2人で行っているそうで、このままだとオーナー制の存続は厳しいようだ。
事務局長も話されていたが、二子棚田を市民にも知ってもらい、市民のオーナー、さらに維持・管理してくれる有志を増やしていく必要がある。

そんな意味では今回城西国際大学の学生がコラボレーションしたことは大きい。
しかも大学としてではなく、学生有志として参加している。

泥んこバレーは彼らが棚田の人たちと考え、企画・準備した。
ほぼ全てを学生たちだけの手で行った。
それを成し遂げられたというのは大きな自信になり、達成感が次へのモティベーションにもつながる。

かねてより学生を本当に意味で鴨川の街に出し、まちづくりを一緒に汗水流して取り組ませたいと強く願い、提言してきたのだが、ここへ来て、KamoZine城西チームが大活躍を見せ始めている。
しかも、彼らは自分で考え、行動できている。
これは本当に大きいことだ。

この流れをぜひ膨らませていきたい。

なにか泥んこになりながらも、鴨川の行き先に一筋に明るい光が見えたような気がした。


[WALK:-]
- 21/07/29 17:21 by やまちゃん
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