[2012/02/26|街づくり] ふとみとりっぷ
[写真:太海駅集合
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[写真:香指神社
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[写真:神社入口に設けられた青空珈琲「フトミ・エスプレッソ」
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[写真:数々の画家が愛した宿「江澤館」
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[写真:レトロな郵便ポスト
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[写真:昼食会場の「うみの星」
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[写真:太海海岸の眺め
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[写真:手伝いを終え、昼食でほっとする学生たち
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風邪気味の中、ふとみとりっぷに同行。
私が受け持っている城西国際大学の集中講義「観光メディア論」の一環でもあるため、参加しないわけにはいかない。
朝9時40分、太海駅にスタッフ集合。
すでに参加者、学生も集まってきていた。

天気予報は晴れであったが、今日はあいにくの曇り空。
ただし、雨は降らなそう。

午前10時、参加者は太海駅を出発し、思い思いに太海の街中に散っていく。
決してコースが決まっていない、まさに自由散策のショートトリップ。太海の入り組んだ路地を歩き、それぞれの発見をしてもらうというものだ。

大学生は香指(かざし)神社の説明と、その入口に設けた青空珈琲ショップ「フトミ・エスプレッソ」を担当。
私も一緒にお手伝いした。

今日は総勢20名近くの参加者だっただろうか。
香指神社にも続々とやってきて、御祭神や御由緒から始まり、殿内では奉納された巨大な絵馬を見ていただいたり、その他さまざまなお話しをした。
こうしたふれあいもとても良いものだ。

昼食はペンション「うみの星」
太海の雰囲気とは良い意味でギャップのある、創作フレンチの特製コースをいただく。
これも驚きな企画だと思う。

午後1時過ぎ、無事「ふとみとりっぷ」はお開き。
その後、スタッフにて昼食、反省会を行った。

先々週、中国からの海外研修生に同行して以来、2回目の「ふとみとりっぷ」であったが、やはり太海はすばらしい場所だ。
生まれてこの方、今年36歳にもなるというのに、同じ故郷である太海のことはほとんど知らなかった。たまに車で通過する程度だった。
自分の足でゆっくりと歩き、立ち止まって見てみると、いままで気づかなかったことに多く出会える。

参加者の一人の方が帰り際に粋な表現で今日の「ふとみとりっぷ」を讃えてくれていた。
「これまで自分は通勤で太海を通っていたけれど、今日みたいな機会がなければゆっくり巡り歩くこともなかった。こんなにすばらしいところがあったとは。まちを「虫眼鏡で見た」ような気がする」

自分たちの地域のことをはたして自分たちがどれだけ知っているのか。
かもナビ、KamoZineなど地域メディアに携わってきて、改めて自分が地域に対して全くの無知であることを実感させられている。

確かに外向けの観光PRも重要だが、同じくらいに内向けの地域PR、市民が自分たちの地域を本当の意味で知る機会を作っていかなければならない。
自分の地域を知ることでそれが地域への誇りにつながり、さらに地域の伝い手となり、結果、観光振興につながると思うわけである。

「ふとみとりっぷ」ではそんなことを再認識させられた。


[WALK:10000]
- 21/07/29 17:21 by やまちゃん
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