[2008/04/16|Walkins]
観光=街づくり
お昼、急遽商工会に呼び出され、昨日の意見交換会のまとめ、それをふまえての今後の流れについて整理をする。
スモールスタート、スピードスタートを重視し、商工会でポータルサイトのプロトタイプを作ることになりそう。あわせて、協会・組合が相乗りした、本来の理想的なポータルサイト実現のため、同時に動いていこう、ということになった。
さて、鴨川市の主産業は観光というと、漁業や農業など、一見観光とは無縁に見える産業を蔑ろにしているように見られるが、実際にはそうではない。
これからの観光とは、わかりやすく言えば街づくりであり、観光=行政という見方もできるだろう。
したがって、漁業や農業などの既存の産業も観光と深く関わってくるのだ。
例えば、観光客が食事をする。その食材はどこから来るか、といえば、元をたどれば漁師であり農家である。その時点ですでに関わっている。
さらに、今後の体験型、教育型観光ということを考えれば、漁業体験、農業体験というものが真っ先に挙がってくるわけで、漁業や農業の協力は必要不可欠になる。
漁業や農業にとどまらず、全ての産業が観光のファクターになるわけで、もはや狭い意味での観光という捉え方は時代遅れであると言える。
観光施策をいろいろと考えているが、どんどんアイディアが生まれてくる。
久々のひらめき週間だ(笑)
このところ、さまざまな方々とお話しし、また視察をして思うのは、前にも書いた通り、鴨川には横のつながりが希薄であるということだ。
そのためには一つは市民が夢を持ち、行動できるような、合言葉=共通の意識、理念、志が必要だと記した。
もう一つは鴨川市内における相互理解である。
いまはお互いのことをあまり知らぬまま、旧市町村同士の変なライバル関係が生じてしまっている。
これでは地域は成長していかない。
お互いのことを知った上で、切磋琢磨すれば良いのである。
そこで掲げたい1つのプロジェクトが、一日観光客運動である。
鴨川市民自身が観光客となり、観光客の立場で他の地区を巡るのである。
例えば、天津小湊の人間が長狭や江見の方面を巡るのだ。
迎える側は一般の観光客を迎えるのと同じ体制で観光サービスを提供する。変な視察旅行にはしない。
この活動によって、多くのことを得られると思う。
一つは鴨川市内の知られざる観光スポットを発見できるということ。
我々市民こそ、自分の地域のことを一番良く知らないのではないか、と最近思う。
こんないいところがあったのか、と見つけることで、旅館・ホテル業の人であれば、自分のお客さんに鴨川の観光スポットをきかれたとき、答えられるレパートリーが確実に増えるはずである。
さらに普段は観光サービスを提供する側の人間が、サービスを受けることでの気づきがあるはずである。
とにかく結果として相互理解が深まるのは必至である。
いままでまるで「他の街」のように思えていた地域が自分たちの地域に思えるようになるのではないだろうか。
一日観光客運動はすぐにでも始められるものであり、お金はほとんどかからない。
ぜひ行動に移していきたい、はたらきかけていきたいと思う。
ほかにもまだまだアイディアはあるが、この続きはまた後日。
[WALK:6417]
- 20/05/30 12:58 by やまちゃん
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