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[2019/11/10] ゾンネ解散! /

令和元/皇紀2679年10月14日 大安 | 2021/07/29 17:21 更新
参加選手全員で
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良い天気だった。
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ステキな朝食♪
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九十九里町片貝中央海岸で行われた復興ビーチサッカー大会2日目。
1日目を1勝1敗で折返し、今日は今シーズンの大会の最後の日ともなる。

結果はなんと2勝!
碧南カップで一度勝利したきり、勝つことができず、前日には2-10で大敗した東京レキオスレディースに最終戦で5−3で勝利を収めることができた。
まさに有終の美。

これで3勝1敗の勝点9でレキオスレディースと並んだものの、昨日の大敗が響き、得失点差で準優勝という結果であった。
しかしながら、過去に最も優勝に近づいた大会になったかもしれない。
悲願の初タイトルまであと一息……。

しかし、と同時に、この試合はゾンネにとっては正真正銘の最後の試合となった。
すでに公開したが、今週、鴨川市でがんばっている3人の内の2人の選手から移籍希望を告げられた。
ここ最近のようすからなんとなく想像はしていたので、特段驚くことはなかったが、しかしながら、いろいろなことを考えるとがっかりというか、さまざまな感情が湧き上がってきたのも事実。

ただでさえ選手が少ない中で、主力2人の離脱がチームに与えるインパクトは計り知れなく、いろいろと考えた結果、チームを解散するという苦渋の決断をせざるを得なかった。
これで再びフリダシに……。
大会が終わって、2人の退団・移籍、そしてチーム解散のことを最後のミーティングで伝えると、それを知らなかったチームメイトたちは一様に唖然としたようすであった。

オルカのフロント経験を活かし、日本のスポーツの問題点についても考え、まずはとにかく楽しめるスポーツとしてビーチサッカーを、そして、誇れる地域資源でありながら、これまでほとんど活用されてこなかった鴨川市のビーチをスポーツの力で盛り上げていこうと自らが経営する合資会社いなかっぺがメインスポンサーとなって昨年立ち上げた「SONNE Kamogawa B.S.」

女子ビーチサッカーチームは突然思いついたものではなく、きっかけは2015年に遡る。
当時、オルカのフロント1年目。ひょんな御縁から、幕張ビーチで行われたフェスで吉本芸人チームとのビーチサッカーのエキシビジョンマッチにオルカが招待されたのがビーチサッカーとの出会いだった。
その当時、ビーチサッカーに携わってきた方から、ビーチサッカーの魅力についていろいろと聞かされ、中でも、海外ではビーチコートが街中に設けられ、ピッチの周辺にはカフェやバーがあり、人々はDJ付の音楽が流れる会場で、ビーチサッカー特有のアクロバティックなプレーに酔いしれながら、フードやドリンクを楽しむという文化が存在する、という話を聞いて、日本で鴨川市からこのビーチサッカーの文化、まちづくりを発信していったら、さぞ楽しいだろうし、観光振興、地域振興にもつながるだろう、と想像したら、とんでもないワクワク感にいてもたってもいられなくなった。

その後、オルカでビーチカテゴリーの設置を目指したが、まずはオルカは1部昇格を果たさなければならず、他のカテゴリーまでは気がまわらなかった。
2017年シーズンでオルカのフロントから離れた後、個人的に女子ビーチサッカーチームの創設に動き、昨年のこの九十九里での大会に初出場し、チームがスタートした。その後、選手も集まっていき、3月に沖縄で行われた第1回ビーチサッカー地域女子チャンピオンズカップには15人もの大所帯で参加することができた。

時を同じくして、日本の女子ビーチサッカー界は黎明期を迎え、先んじて活動していたドルソーレ北九州レディースに続き、関東では東京レキオスレディース、レーヴェ横浜レディースが相次いで活動を本格化し、それに続くかたちで我々ゾンネも頭角を現してきたところだった。

トレーニング環境はまだまだ先を走るチームには及ばないが、選手たちが安心してビーチサッカー活動に打ち込めるよう、鴨川市に生活の拠点を置く選手たちには自社、そして、ウェルスポの雇用を用意し、オルカ時代からの目標であった、選手たちがスポーツによるまちづくりの仕事に関わりながら、アスリート活動ともリンクして歩んでいく環境を実現したつもりだった。

女子ビーチサッカー界において、いまは普及の時期であり、極めて少ない競技人口を増やしていかなければならない。
まだまだ本格的に活動できているチームが少ない中で、選手たちも女子ビーチサッカーの世界、そして、所属する各クラブ、チームを発展させていくパイオニアの意識をもって臨まなければならないと思う。
そして、一つでも多くのチームを確立させ、選手も拡大していくというフェーズである。したがって、ある特定のチームに安直に選手が集まったり、チームの存在を揺るがすような大黒柱となっている選手の移籍を本来は許してはならないのだ。(このことは他のチーム関係者からも同じ意見が言われた)

そういう思いでクラブ、チームを創設し、いよいよ来季に向けて次なる課題であるトレーニング環境の充実に動き始めていただけに、同じビジョンを共有し、鴨川市でチャレンジしていたはずの選手たち自らによる移籍は正直ショックであり、結果的に、ゾンネのチームの存続を揺るがしてしまう事態を招いてしまった。

もちろん選手個人を責めることはしたくないが、現実は非常に厳しい局面であり、女子ビーチサッカー界にとってもマイナスな出来事であることは確かである。

いずれにしても、私の力不足に帰するところであり、ただ、ここで負けてもいられない。
ゼロベースからまた出直して、再び夢の実現に向けて再出発したいと心を新たにしているところ。

アスリート雇用のリスクを十分に理解し、覚悟はしてきたものの、いざ起こってしまうと、やはりその難しさ、課題というものを自分自身に突きつけられたような気がする。

でも、絶対に負けない。あきらめない。
未来に向かって、信念をもって、突き進むのみ!

というわけで、まずはここまで応援、サポートしてくださったみなさん、本当にありがとうございました。


[WALK:4450]



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いつも私の拙い日記にお付き合い、ありがとうございます。
おかげさまでこの日記(na.ni.nu)は [2001/10/10] パカッ! の記事以来、16年目を迎え、[2004/04/23] Wataruさんを囲む会 以降は毎日欠かさず記録してきました。(時々、かなりの連続投稿はありますが・笑)
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