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[2018/07/12] 足並みはそろった /

平成30/皇紀2678年5月29日 先負 | 2021/07/29 17:21 更新
館山JC例会「里山シェア計画」に参加
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午前中、今年度の第2回「前原横渚海岸周辺の魅力づくり検討委員会」に市民公募委員として出席する。前回の第1回は先約があり出席できなかったので、私にとっては事実上今年度初めての出席となった。

委員会は2時間ほどにわたって行われ、今年度以降の活動方針と計画について事務局や鴨川観光プラットフォームの統括より説明がなされ、それに対して、委員が意見交換をする流れだった。

昨年度末は例の突如降って湧いたグランピング実証実験事業ですったもんだした会議であったが、今日は他の委員も前向きな感想を言うほどの、未来志向でポジティブな会議となった。

今年度からは鴨川観光プラットフォームを主体として推進していく、新しい観光まちづくり事業についての諮問機関的な委員会の立ち位置となっているが、奇しくもプラットフォームも「スポーツ」というテーマを掲げる事業計画をぶつけてきたのだ。
つまり、我々がいまスタートした、スポーツによるまちづくり事業と合致する方向性なのである。

今日の会議は自分にとっても考え方をまとめるのに、絶好の機会となった。
ノートにも多くのメモをとり、さらに自分なりに整理できた。


鴨川市はここ数年「ウェルネスリゾートを目指す」という観光指針を掲げている。本委員会でもそれに付随して「良質な日常」を提供することが事業コンセプトとして重要との見解を示している。
「ウェルネス」というとなかなか理解が難しいが、簡単に言ってしまえば、鴨川在住の人も、来訪者も心身ともに健康になれる場所になるということだ。日本語で表現するならば、すなわち「元気鴨川」ということである。

ただ、健康とか、福祉とか、あるいは鴨川の観光資源でもある海とか里山とか、これは他の地域にも通ずることでなにか鴨川色を出せないか、と個人的にも苦悩してきたところであるが、今日一つ思ったのは「元気鴨川」都市を目指す取り組みを真剣にやり抜くことこそ、最終的には鴨川のブランディングになるのではないか、ということに気づかされた。
現時点においては、健康や福祉、地域を元気にする都市、というと、別に鴨川は連想されないかもしれないが、10年後に人々が同じ問いを受けた時に真っ先に「鴨川」と答えるような、そんな地域を創造していくという道筋が自分の中に明確に見えた。

となると、ミッションやプロセスも定まってくる。

ミッションとしては一言で言って「スポーツ」だ。
スポーツとは心身を健康にし、人づくりに大きく寄与する。
また、今後拡大が予想されているスポーツビジネスという視点においても経済的効果も期待される。
そして、鴨川からスポーツを日常化したい。そのためにはスポーツの定義を広げて、柔軟に考える思考も重要だ。

スポーツを闇雲に取り組んでも仕方がない。
鴨川ならではのセグメンテーションが重要になる。
種目で言えば、伝統的に取り組んできた野球(千葉ロッテマリーンズキャンプ地、少年野球)、バスケット(千葉ジェッツキャンプ地、ミニバス)、武道(国際武道大学、各武道系部活動、各武道教室)を大切につつも、前衛的なものとして、女子スポーツとパラスポーツ(障害者)に注力したい。

女子スポーツはすでにオルカ鴨川FCや女子のロードレースチーム、女子サーファーなどが地域で活躍し、最近では女子ソフトボール日本代表、女子ラグビー日本代表のキャンプも行われている。パラスポーツに関しては、車イスバスケット、車イス陸上などのキャンプ地になっている。さらにパラを取り組むということは、同時にシニアスポーツにも対応できるわけで、生涯スポーツ、ユニバーサル(だれでも楽しめる)スポーツというスポーツの日常化には欠かせない土壌をつくることができる。

また、鴨川の自然環境を活かすとすれば、間違いなくアウトドアスポーツは今後の柱になる。すでにモンベル社とのコラボも模索してきているし、マリン・ビーチ、サイクリング、トレッキング・ハイキング・ウォーキングなど、ポテンシャルは無限大だ。

さらに、最近考えている「スポーツ」の定義を広げるということ。「Not Sports But Sports」すなわち、これまでスポーツとは見なされていなかったことをスポーツと見なして、発想転換を図る。
「草刈りンピック」がまさにそれだ。
スポーツ化することで楽しさが生まれるし、さらにその取組みを通じて地域の問題解決にも寄与してしまうわけである。
スポーツがまちづくりをし、問題も解決していく、それこそ理想的なかたちではないだろうか。

その他プロセス論や、場所などについてもまとめたが、長くなってしまうのでこの辺で収めておきたい。

鴨川が観光やスポーツで取り組むべき方向性は、上記を踏まえた上で無理なく続けられる持続可能な仕組みをつくること。
そのためには、ただでさえ繁忙となる土日や長期休業(特に夏休み)を狙った万人単位のメガイベントを企画するのではなく、むしろ1人数十人とか、そういう濃い人たちが年間を通して鴨川にコンスタントにやってくる、そんな取り組みにシフトすべきである。
その方が持ち出しも少ないし、地域の人たちも疲れない。返って、トータルすれば大きな経済効果ももたらすであろう。

平日や閑散期に成立するプログラムの確立が今後の課題、チャレンジテーマになりそうな気がする。
そうすれば、参加者も、そして迎え入れる地域側もみなハッピーになれる。

いやー、今日の会議、本当に私にとっても、もっと言えば鴨川にとっても大きなターニングポイントになったと言えるだろう。


夜、お隣の南房総市岩井地区で行われた、館山JCの対外例会「里山シェア計画」に参加させていただく。
先月のちょうど今頃行われた新宿での南房総二拠点サロンをきっかけに出会った、地域づくりに取り組む岩井の若者集団「iPlaner」、奇しくも館山JCの現役メンバーだったこともあり、そのお誘いを受けての参加となった。

南房総全体、否、日本全体の問題であるが、手がつけられず、放置される里山の利活用をなんとかみんなで考え、さらに実現させようと行われた例会であり、事前募集で応募された地元の地主3人の方も登場して、プレゼン・トークに後に、実際の利活用アイディアについて各グループに分かれてのディスカッションがなされた。

まずは里山の実情、さらに活用されていない、放置状態の土地の情報を地域でシェアしていくことから始めよう、という趣旨であったと思うが、私もそれには大いに同意する。
なにをやるか、というより、その元の情報すらも地域で共有されていない、知られていない現状がある。
まずは情報を共有することで、人がつながり、地域がつながり、そこでなにか生み出されるかもしれない。それが地域メディアのまさに役割でもある。


続いて、今夜はまだまだ会議。
しんさくさん、北本さんと鴨川にて、一般社団法人ORCA関係で意見交換する。
鴨川のスポーツの取り組みは日進月歩という状況で一気にスピードアップしてきている。オルカもぜひ積極的にリンクしてきてほしいと思うし、それをやるのが本来のオルカのビジョンでもあった。
がんばろう。


[WALK:4232]



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いつも私の拙い日記にお付き合い、ありがとうございます。
おかげさまでこの日記(na.ni.nu)は [2001/10/10] パカッ! の記事以来、16年目を迎え、[2004/04/23] Wataruさんを囲む会 以降は毎日欠かさず記録してきました。(時々、かなりの連続投稿はありますが・笑)
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