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[2018/03/07] 実現するには戦略が必要だ 長崎2日目 /

平成30/皇紀2678年1月20日 友引 | 2021/07/29 17:21 更新
トランスコスモススタジアム長崎 外観
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入場ゲートへ
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ゲートを入ったところ
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メインスタンドからバックスタンドを望む
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バックスタンdの向かって右奥のコーナー付近からの眺め
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車イス観戦席も多数確保されていた
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ちゃっかり…
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スタジアム横の芝生広場ではお年寄りがグラウンドゴルフに興じていた
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施設内を縫うように走るジョギング・ウォーキングコース
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充実した施設
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諫早は内村航平選手の出身地らしい
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なんと記念の体育館が!内村選手は地元の英雄だ。
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スタジアムに向かう歩道にマークされた道標。行政ぐるみだからこそ、できること
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国鉄色の列車に乗り、ハウステンボスへ
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まさか神社の用事で再訪するとは…
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入国!!
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不釣り合いな黒スーツ軍団(笑)
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会場にて、千葉県の同志と

夜のハウステンボス
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乾杯☆

午前中、V・ファーレン長崎のホームスタジアム、トランスコスモススタジアム長崎を見学に行く。
少しの空き時間も逃さず、有効活用!(笑)

トランスコスモススタジアム長崎は諫早駅から南方に2kmほど行ったところの県立運動公園の中にある。
行きは諫早駅前のバスターミナルから路線バスに乗った。スタジアム近くの「競技場北」停留所まではわずか2つ。5分ほどの乗車でバスを下車し、そこから3分ほど歩くとスタジアムに到着した。

スタジアムの周りをウロウロ歩いていると……。
なんと中から管理スタッフの方が出てきて、ゲートから中に入ってスタジアムをご覧ください、とのありがたいおことばが!!
入場ゲートの鍵を開けてくださり、なんとなんと、コンコース・客席を実際に見学することができた。
なんという親切な対応なんだろう!
もうこれだけで感動してしまった!!

トランスコスモススタジアム長崎は20,246人収容の陸上競技場兼用スタジアムである。
陸上トラックはあるものの、とても良い雰囲気だ。
ここに大勢のV・ファーレンサポーターが集結し、熱い応援を送るようすを想像したら、なんだか興奮してしまった。
トイレの数も多く、スピーカーもかなりの数が設置されていて、音響も良さそうだ。
2014年に行われた長崎国体で改修されたようで、とても新しく、清潔感にあふれていた。
なんというか、明るい雰囲気のスタジアムという印象だった。

総合運動公園の中にあるため、スタジアムのほかにも施設は充実しており、広大な敷地に陸上トラック、芝生広場、野球場、サッカー場、テニスコートなど、多種多様なスポーツ施設が整備されている。
スタジアム隣の芝生広場ではお年寄りの方々がグラウンドゴルフの真っ最中で、施設内を縫うようにジョギング・ウォーキングコースも設定されていて、平日にも関わらず、多くの人たちが利用していた。

管理事務所に御礼を言うと、再び元来た道を戻り、諫早駅を目指す。
帰りはバス時刻が合わなかったので、歩いて駅まで向かうことにした。
駅まで徒歩でおよそ25分くらいの道のり。
歩道には所々にスタジアムまでの道標としてマーキングがされており、さらに幟も多く立てられていた。同スタジアムは駐車場の収容台数が少なく、交通アクセスが一つのネックとなっているようだが、徒歩でも十分にアクセスできる距離であり、道のりにあるこうした工夫はアウェイサポーターにとってもありがたいものかもしれない。


さて、諫早から大村線に乗車し、中央研修会が開催されるハウステンボスへ。普通列車で約1時間。
正午過ぎ、ハウステンボス駅に到着し、入国ゲート目指す。
過去に家族旅行で2回ほど訪れているが、まさか3回目が神社関係で訪れることになろうとは!笑

入国ゲート近くの研修会の受付ブースで受付を済ませると、さっそく入国!

研修会場は園内のJRAウインズ佐世保内にある大ホール。
音楽・演劇用に設計されたであろうホールで、もしかすると過去の研修会の中で最も大きな会場かもしれない。

午後1時開講式を皮切りにいよいよ研修会がスタートした。


第1講は地方創生を担当してきた石破茂氏による講演。
先々週幕張で行われた地方創生EXPOの基調講演で石破氏の話しを聞いてきたばかりだが、今日もまた、90分間、聴き応えのある内容であった。
これまで中央研修会でしっかりメモを取るなんてことをやらなかった私であるが、今回はもう次から次へとノートにメモしてしまった。

地方創生概観という演題で、現在の日本を取り巻く状況や人口予測から始まり、なぜ地方創生なのか、熱量を込めて話が続いた。

まだバブルが崩壊する前、竹下内閣がふるさと創生1億円という事業が行われたが、この時は仮にこの政策が失敗しても国はつぶれなかった。それだけ、世の中に勢いとパワーがあった時代だった。
しかし、今は違う。今回の地方創生は絶対に失敗できない。縮小経済、人口減少の中で失敗したら、国がつぶれてしまう、それくらいの覚悟で臨まなければならない。

1次産業である農林水産業は、本来日本は恵まれた環境である。土・光・気温・水という要素が整っている。
かつては少品種大量精算だったが、これからは多品種少量生産の時代となり、高い付加価値が求められる。
中でも国土の7割以上が森林である我が国において、林業は復活させるべき分野であり、欧州で普及している中層木造建築を実現させるCLT技術を日本でも導入し、政府としても国産材の利用促進をこれから支援していく。

CLT技術 - http://clta.jp/clt/

観光振興(特にインバウンド)も地方創生にとって重要な課題であり、観光の4要素として、
◯四季がはっきりしている
◯自然が豊かで美しい
◯伝統・文化・芸術・芸能・歴史がある
◯食・酒が良い
があげられるのだという。この4要素は全国津々浦々各地域にあるはずで、ただ肝心の地元の人たちが気づいていない。

地元の人たちが自覚し、そして、それらを紡いだストーリーをもってPRしていくことが大切だ。

最後にエネルギーについても触れていた。
実は、地熱発電や洋上風力発電、マイクロ水力発電など、地方の方がエネルギー資源としても都会に対して優位性をもっている。
これは大きな地方の強みである。

そんな数々の濃密な話が詰まりに詰まった90分だった。


第2講は中央研修会とは珍しくパネルディスカッション形式で行われた。
内閣官房でまち・ひと・しごと創生を担当されている方、さらに皇學館大学の教授、地元長崎県の五島列島で少子高齢化の中工夫しながら神社を護持運営している宮司さんたちが語った。

それぞれの見地において、さまざまな話が語られたが、そんな中で印象に残ったのが、皇學館大学の教授が語った「むらたたみ」というお話。
確かに集落をなくしてはならないが、しかしながら、現実的には閉村せざるを得ない集落も存在する。いかにその土地に住まう人たちが、また縁者たちが幸せなかたちで村を閉じるか。(とともに、氏神神社も他の神社に合祀し、神社を閉じることにもなる)
いわゆる「村の終活」とも向き合って、考えていかなければならない現実もある、ということを語られた。
ショッキングで重い話ではあるが、よくよく考えてみれば確かにその重要性は私も感じたし、少々考え方を改めざるを得ないと思った。

パネルディスカッションでは、私も質問してしまった。

内閣官房の方には「地方創生の本質を、実は多くの地方自治体の首長や行政担当者がわかっていないのではないか。実際、外からコンサルやら、外部人材やらを引っ張り込んで、そこに地方創生の補助金が流れてしまう構図がある。例えば、神社に直接は無理かもしれないが、まちづくりをする共同事業体への補助などは考えられないのか」という質問をさせていただいた。
それに対し「一民間団体に補助するのはなかなか厳しいが、複数の企業・団体が構成する地域商社のようなものであれば補助は検討できる」との回答をいただいた。

続いて、教授と宮司さんには「(お二人のお話しにもあったが、私も)祭礼は地域の柱であると思うし、例えば、なかなか地域に溶け込めないで苦しんでいる地域おこし協力隊などの移住者を地域と結ぶ一つの場ともなる。神社界も1に神宮大麻、2に神宮大麻も大切かもしれないが、例えば、神社おこし協力隊みたいな事業を展開して、それを支援するとか、神社界全体でもっと神社と地域の関わりについて考え、実行すべきではないか」と意見を述べ、見解を伺った。
なかなかセンシティブな質問ではあったが、お二人ともご自身のことばで概ね賛同いただけるお答えをいただいた。


こうして1日目から充実しまくりの中央研修会は終わり、続いて、お楽しみの懇親会へ。

懇親会にて、第2講のパネラーのお一人である、五島列島で奉職する宮司さんとお酒を継ぎつつお話しさせていただいた。
開口一番、「君はなかなかシャープな人だね」というお言葉(笑)
随分丸くなったとは言え、神社界ではまだまだ尖っているのかな?(笑)

宮司さんからは「自分のやりたいことを実現するには、真っ向勝負も大切だけど、時には戦略も考えないといけない。真っ向勝負だけではなかなか難しい場面もある。そこはうまくやって、ぜひ理想を実現するためにがんばってほしい」というエールをいただいた。

確かにそれは思う。
自分の思い描くことは簡単には実現できないし、吠え続けているだけでは、単なる声の大きな人で終わってしまう。
実現させたいなら、時には戦略的に立ち回らなければならない時もあるし、頭を下げなければならない場面もある。

宮司さんのお言葉を胸に、より戦略に、本当に実現させるためには!?ということをしっかり考えながら動いていきたい。

懇親会から二次会、三次会。
お酒も進み、同志たちと共に今宵はさらに熱い時間が過ぎていった。


[WALK:16129]



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な・に・ぬ(na.ni.nu)について
いつも私の拙い日記にお付き合い、ありがとうございます。
おかげさまでこの日記(na.ni.nu)は [2001/10/10] パカッ! の記事以来、16年目を迎え、[2004/04/23] Wataruさんを囲む会 以降は毎日欠かさず記録してきました。(時々、かなりの連続投稿はありますが・笑)
その間、私の人生にもさまざまなことがありました。自分にとって、この日記は第一に自分自身が自分の歩みを忘れないようにするための記録であり、そのために各日記には一年前の同日の記事が表示されるようにもなっております。
いまさらながら、読者のみなさんにお願いがあります。この日記はあくまでも私の個人の活動記録であり、個人の見解が述べられています。したがって、私が所属する企業・団体・業界の公式的な記録や見解ではありませんので、この点ご理解の上、お付き合いください。
今後ともなにとぞよろしくお願いいたします。

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