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[2018/02/07] ねらってやっているわけじゃない。 /

平成30/皇紀2678年12月22日 先負 | 2021/07/29 17:21 更新
文化財指定も受けている櫻井神社楼門
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櫻井二見ヶ浦にて
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鳥居越しに夫婦岩を拝む
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駐車場には自転車駐輪場が…
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糸島のおしゃれなビーチ、サンセットビーチ
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商店街にある「ここのき」
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店内には市内工芸家や老舗の商品がずらり
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なかなかトガッている「またいち製塩所」
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手づくり感たっぷりの製塩所
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流下式枝条架併用塩田
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名物塩プリンをいただく
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お約束の…
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ビーチサッカー大会も開かれる福岡市の百道浜
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ビーチサッカーのゴールが…
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廃校した小学校校舎を活用して、昨年オープンしたスタートアップ施設 FUKUOKA GROWTH NEXT
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校内のようす
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昨日より天気は回復。
朝方ちらついていた雪もホテルを出る頃にはやんで、今日は青空の広がる晴天となった。糸島市は海沿いの街ということもあって、晴れた今日はまさに「糸島日和」という一日だった。
ただ、気温は相変わらず低い!寒い!!

まずは市北部に鎮座する櫻井神社をお参りし、続いて、そこから海岸に出たところにある櫻井二見ヶ浦へ。
二見ヶ浦ということで、しめ縄の張られた立派な夫婦岩がある。伊勢、鳥羽の二見ヶ浦にある夫婦岩よりもかなり巨大で、おそらく数倍はあるのではないかという迫力。
そこに荒波がすさまじい轟音とともに砕けて、少し恐怖を抱くほどであった。

二見ヶ浦から福岡市側に走ったところには、夕日が美しい浜ということもあり、比較的歴史のある「SUNSET CAFE」をはじめ、おしゃれなカフェが集まっているところがある。
なんというかセンスが光っている。これならシーズンオフでも、きっと人も集まるだろう。
鴨川と同じくサーファーのメッカでもある場所だし、うーむ、鴨川でも海辺をこのようなハイセンスで作っていけないものだろうか。


海岸を後にすると、再び市街へ。
商店街に開いている「ここのき」という雑貨屋さんへ。
店内にはカフェも併設されている。(別々の経営者)
商店の一つをリノベーションして作られているスペースで、市内在住のクラフト作家や工芸家、また老舗のお店の商品をオーナーが自ら買い付け販売している。
以前は委託販売だったそうだが、いまでは買取で販売しているそうで、値段も決して安価ではないが、それだけ売れているのはある意味驚きでもあった。

「ここのき」のマスター、雑貨屋さんにお話しを伺ったが、なんというかみな自然体だった。
「ここのき」は地元民、移住者をつなぐコミュニティーのスペースにもなっているようであるが、別にそれを狙ってやっているわけではなく、自然にさまざまな取組みを続けていき、生み出された現在のかたちであるようだ。
元々地元で生まれ育った若者、福岡をはじめ、近隣、また全国各地から移住してきた人たちが混じり合って、自然な営みが存在する。

だからと言って、全てがうまくいっているわけでもないだろう。
例えば、市中心地は空洞化が進んでいるようで、商店街も軒並みシャッターが降りている。
このような取り組みに商店全てが協力的かというと、そうではなく、もちろんスペースを提供してもらえないお店も存在する。これは鴨川市でも同じ状況が見られる。
ただ、とにかくやれることを自分たちでコツコツとやり続ける。そうすれば、やがて理解者も増え、徐々にではあるが輪も広がり、お店も増えていく。


「ここのき」さんの紹介をいただき、続いては、千葉県から移住されてきたご夫妻が営む「GOOD DAILY HUNT」という雑貨屋さんへ。
ちょうど取材が入っているところだったが、取材後、お話しを伺うことができた。
ご主人がいろいろと地域でイベントを手がけているそうだが、こちらも別に移住者と地元民の交流を明確に狙っているわけではなく、ごく自然体にイベントをやっていたら、やがてそれが広がっていて、大きなイベントに育ってきているようである。

残念ながらご主人は不在であったが、奥さまが丁寧に対応いただき、最後には「またいち製塩所」を御案内いただいた。

ここで気づいただろうか。
たった数軒の訪問で断言はできないが、糸島市では横のつながりができていると思うのである。
訪問がたった一軒では終わらず、紹介、紹介でつながっていく。
みんなが情報を共有できている。

しかしながら、昨日の市役所の方のお話しによると、私が手がけている「KamoZine」のような情報媒体は存在しない。(これについては逆に市役所の方はかなり関心を示していただいた)
だが、ある程度みな、どこにどんなお店があるのか、どこにどんな人がいるのか、いつどこでお祭りや催しがあるのか……。そういう情報を共有してもっている。

「GOOD DAILY HUNT」の奥さまが語っていたことば。

もちろん移住者の中にはあまり他の人たちと関わりたくない、一人で好きなことをやっていたいという人もいるかもしれないが、私としてはやっぱりいろいろなことを知りたい、そのためには自分から出ていかないといけない。アンテナを張っておくことが大切。

まさに人がメディアになっている糸島市。
鴨川市が目指すべき姿がそこには存在している。
鴨川市にもできるはずだ!


気づくと、時刻は午後へ。

田園の中にある農家レストラン(おそらく元農家をリノベーションして作られた和風レストラン)にて、鶏の水炊きランチを堪能すると、糸島半島の西部にある「またいち製塩所」へ。


平日というのに、大勢の観光客が訪れている。
ここの塩プリンが名物らしく、多くの人たちが買い求めていた。
私たちももちろん賞味。
ランチの直後だったが、おいしくいただけた。

そもそもこだわりの製法を守る製塩所ではあるが、なんというか、端々にこだわりを超えた、独特のセンスというか、トンガッたものを感じさせ、とても特徴的な空間となっていた。

平日でもおそらく数百人の来訪者があるだろうから、土日ともなれば何千人の人出があるのではないか。
場所は決してアクセスの楽なところではなく、道路も狭いので、バスなどが押し寄せたらたいへんなことになりそうだが、しかしながら、場所の不利を凌駕する人々を引き寄せるコンテンツ力を感じた。


続いて、福岡市に戻る。
ヤフオクドーム近くにある、百道浜へ。
ここは人工ビーチである。
砂浜がきれいに整備されており、ビーチバレーコートが常設されている。
さらにビーチサッカーも大会が行われる場所でもある。

今日は中国人観光客と思われる集団が来訪していたが、土日にはきっと福岡市民でも賑わう場所にもなるだろう。
いつしかここで開かれる大会にも参戦したいところだ。


この視察の最後は昨夜、前川代表との会食で出てきた、現在代表もオフィスを構えている、福岡市の中心地に昨年オープンした、旧大名小学校をリノベーションしてできたスタートアップ施設「FUKUOKA GROWTH NEXT」を訪問する。
昨日に続いて、前川さん自ら、施設内を案内くださった。

校舎の面影を色濃く残しつつも、実にセンスを感じさせる内装。
事業にはTSUTAYAなども関わっており、1階はスタートアップカフェ(人々が集い、起業相談やマッチアップなどを行えるスペース)、カフェ、バー(アルコールが飲める!)、ホームセンターが運営しているDIYスペースなどがあり、一般の来訪者でも利用することができる。
2・3Fはオフィススペースとなっている。
また、別棟にはコワーキングスペースもある。

なんと現在、ここには100社ものベンチャーが集まっているとのこと!抜群に便利な立地、格安の家賃も相まって、また、新たなビジネスパートナーも見つけやすい環境ということもあって、ベンチャーが集積してきたのだろう。

ただ、驚くべきは、なんとこの事業はこの9月で一旦終了となるのだという。
現在校庭部分も含めた運営・管理会社の提案コンペが進められているそうで、採用される会社によってはみな退出しなければならない事態になり得るそうである。
いやはや、なんとも!鴨川市の財政規模では決してあり得ない、もったいない話でもある。
せっかくベンチャーが100社も集まってきているのに……。

まぁただ、あくまでもここはインキュベーション(独り立ちを支援する)施設であり、逆にオフィスのテナントの回転をいかに短くするか、ということが、結局のところの事業の成功と考えるとすれば理解できるところもある。


というわけで、2日間の濃密極まりない福岡視察は全日程が終了し、福岡空港へ移動。
レンタカーは昨日とは打って変わって、スムーズに返却でき(笑)、福岡空港には早めに到着。
空港内のレストランでお約束の博多ラーメンで食すと、21:15発のスカイマーク最終便で羽田へ。羽田まではわずか1時間半のフライト。

深夜、無事鴨川に戻ってきた。


ところで、実は福岡空港でちょっとした驚く出来事が……。
カフェで今回を視察を振り返りつつメンバーで話していると、北本さんが「あれっ!?」となにかに気づいた。
昨日、雪の中レンタカー送迎車を待ちぼうけしていたのだが、そこで同じくレンタカーを待っていたご夫妻と再びお会いしたのだ。昨日も同じ境遇にある運命共同体ということで言葉を交わしていたのだが、なんとまた空港で鉢合わせするとは!

というわけで、声をかけるとなんだか驚いたようすだったが、ご夫妻は熊本の山間部を目指したようで、それこそ雪で車は全くだめだったとのこと。
一旦レンタカー屋さんに戻り、車は返却して、電車で熊本まで移動してそこからレンタカーを借り直すというたいへんな旅だったそうだ。

お話しをしていく内にわかったのは、なんとこのご夫妻は神社が大好きで、神社巡りのために全国を旅しているのだという。
今回も幣立神宮などをお参りしたそうで、逆に雪のおかげで参拝者がほとんどいなかったので、宮司さんと長い時間お話しができたと大喜びのようすだった。(なんというポジティブ!!)

で、私が神職であることがわかると、もう大興奮!
今度、絶対にお参りに行きますわ!とおっしゃっていただき、それぞれの飛行機に搭乗しに、別れを告げた。

いやー、ここでこんな御縁がまた結ばれようとは!
視察は家に帰るまでが視察ですな!笑


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な・に・ぬ(na.ni.nu)について
いつも私の拙い日記にお付き合い、ありがとうございます。
おかげさまでこの日記(na.ni.nu)は [2001/10/10] パカッ! の記事以来、16年目を迎え、[2004/04/23] Wataruさんを囲む会 以降は毎日欠かさず記録してきました。(時々、かなりの連続投稿はありますが・笑)
その間、私の人生にもさまざまなことがありました。自分にとって、この日記は第一に自分自身が自分の歩みを忘れないようにするための記録であり、そのために各日記には一年前の同日の記事が表示されるようにもなっております。
いまさらながら、読者のみなさんにお願いがあります。この日記はあくまでも私の個人の活動記録であり、個人の見解が述べられています。したがって、私が所属する企業・団体・業界の公式的な記録や見解ではありませんので、この点ご理解の上、お付き合いください。
今後ともなにとぞよろしくお願いいたします。

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