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[2017/11/05] 松丘が夢のフィールドになった日 /

平成29/皇紀2677年9月17日 先勝 | 2021/07/29 17:21 更新
青空の下、試合開催
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ブラクラブースも出店
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即席の放送席より
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ふれあいコーナー
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朝から子どもたちが笑顔でボールを蹴って交流した☆
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ポテンシャルを感じさせるグラウンド
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ダブル監督w
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みんなで後片付け
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こんな特別ゲストも!?
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弾丸ツアーから一夜明け、今日は君津市松丘スポーツ広場で千葉県女子サッカーリーグ2部の公式戦が行われ、その会場運営に当たった。
県リーグの試合会場運営を本格的に行うには久しぶり。もしかすれば、チャレンジリーグ昇格以来、初めてかもしれない。

11月は県内のグラウンドの多くで芝生養生期間に入ることもあり、また大学リーグ開催などで、大学のグラウンドも使用できなくなることから、県リーグ、しかも女子カテゴリーともなるとグラウンド確保に毎年苦労している。
そんな中でも、今年は特にグラウンド確保がままならない状況で、オルカ鴨川BUも試合が消化できない状況に陥っていたこともあり、一昨年、熊本での入れ替え戦に当たって最後は航空写真を見ながら執念でトレーニングピッチを探したように、今回も試合が開催できそうなグラウンドを探しまくった。

県リーグの場合、表面の状態に規定はなく、クレーのグラウンドでも開催が可能である。
しがたって、使えるグラウンドの幅は広がる。
あとはフルピッチが取れるだけの面積があるか、一般のゴールが1組あるか、というところになってくる。

リサーチの結果、鴨川からも約30分の距離、君津市の山間にある松丘という集落に松丘スポーツ広場というグラウンドがあることがわかり、さっそく問い合わせてみると、試合日午前は空いているとのこと!
さらにその後、オルカをお手伝いくださっている上総地区の学校で校長先生も務められている小間さんのネットワークで当たっていただいたところ、君津市が試合開催についてとても協力的に対応してくださり、全日開催可能となったのである。
まさに地域と共に歩むオルカ。地域の力を強烈に感ずる今回のグラウンド確保の経緯であった。

グラウンドはクレーで、ゴールも旧式の角柱ではあるが、県リーグ的には開催は十分に可能。
なにせグラウンドの広さは十二分で、ピッチの近くにはきれいな公衆トイレ、さらに台数も多く止められる駐車場も完備。
グラウンドのほか、野球場やゲートボール場まで整備されている。
敷地内には松丘コミュニティーセンターもあり、今回は特別に更衣室として部屋も提供くださることとなった。
いやはや、本当に多くの人たちの好意と協力によって、開催できることになった、まさに奇蹟の県リーグ開催である。

松丘スポーツ広場では、もちろん初の公式戦開催。
通例、県リーグと言うと、シンプルに試合開催するだけなのだが、オルカが会場責任者を務めるということもあり、女子サッカーの普及・振興もかけて、鴨陸並みの熱量で準備・運営に臨んだ。
事前にチラシも作成し、地元の学校、市議会議員など有力者の方々にも挨拶がてら配布。地域のより深い理解も追求した。

さて、試合当日の今日は朝から青空が広がる、絶好のスポーツ日和。昼ごろには気温も上がり、過ごしやすい一日であった。

朝8時過ぎに現場に入り、ピッチ準備、さらにブラクラの出張出店、隣接する野球場の外野部分をお借りしてサッカーふれあいコーナーも開設した。
私も自前の音響機器を持ち込み、鴨陸ばりのパワーでDJを務めさせていただいた。

県リーグ公式戦は2試合開催。
オルカ鴨川BUは1試合目に登場した。
内容的には満足のいかないものだったようだが、それでも7−0で快勝した。

ふれあいコーナーには人数こそ10人くらいのものの、地元の子どもたちが朝から集まり、午後までずっとサッカーのミニゲームをして遊んでいた。
一体何時間やっていたのだろう。まさに疲れ知らずの子どもたち。
会場には終始、子どもたちの元気な声、笑顔があふれていた。
コーナーを担当したオルカのスタッフたちも子どもたちとふれあい、表情が輝いていた。
逆に子どもたちから元気をもらったようだ☆

過疎化の進む集落、山と田園に囲まれたグラウンドということもあって、来場者数は100人に満たなかったが、それでも、地元のおじいちゃんやおばあちゃんたちが試合を観に来てくれていた。
のんびりとした時間が流れる空間で、女の子たちの戦いは繰り広げられ、おそらく初めて観るであろう女子サッカーを試合終了まで観戦してくれていた。

今回の試合開催に当たって、献身的に協力くださった君津市の担当課長も試合会場に長時間留まってくださり、今回の試合を機に施設整備が進められればとお話しくださった。
もしかすると、来年にはゴールが新調されているかもしれない。芝生を植えちゃおうかな、という話もされていた。実現したら本当にすごいことだし、ポテンシャルの高いグラウンドだけに、オルカはもちろん多くの団体がトレーニングに利用したり、試合開催も行われるようになると思う。
来年度以降もぜひ県リーグなど試合で使ってほしい、とのありがたい声もいただいた。

実にすがすがしい気持ちで、会場撤収を行い、夕方、鴨川への帰途についた。

鴨川市陸上競技場でのなでしこリーグホームゲームは10月7日のコノミヤ・スペランツァ大阪高槻戦が、自分がオルカのスタッフとして関わる試合としては最後になったけれど、その約1ヶ月後にオルカが成長させてもらった、我々のまさに原点である県リーグの試合運営に全力で携われたことはとても嬉しいことだ。
今日は初心に返って、純粋な気持ちで楽しく運営に当たらせていただいた。

考えてみれば、こういう活動にこそ、女子サッカーならではの役割があると思う。
男子カテゴリーでは人数ももっと多いものが求められるだろうし、そもそもクレーのグラウンドではなかなか開催されないだろう。
その点、女子サッカーは小回りも利くし、前々から述べているけれど、こうした地方でこそ、田舎でこそ、女子サッカーは成立すると考えている。

今回女子サッカーの公式戦を開催したことで、これまで活かされていなかったグラウンドが蘇り、もしかすればすばらしいグラウンドに生まれ変わるかもしれない。
女子サッカーが地域のサッカー、スポーツ振興に貢献することができた。まさに一つの大きな普及活動と言えるだろう。

今後オルカが向かうべき道を考える上でも、未来に向けて大きな示唆をもらえる、そんな今日の試合開催となった。

松丘が女の子たちの夢のフィールドになったこの日。
未来への扉をまた一つ開いたような気がする。


[WALK:12851]



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